極端さが目立つさそり座男性

これは実体験を基にさそり座の愛情表現について考察した記事です。
私の友人の40代女性経験ゼロ男性の話です。興味がある方だけ読んでいただければと思います。ご了承ください。

彼は当時40代前半。
紹介で知り合った。
これは後に告白してくれたことだが、これまでの人生で女性と付き合った経験はゼロ。彼は女性経験というものが全くない人だった。

もくじ

• さそり座が強いホロスコープ

• 3,000円のカニクリームコロッケ

• ねえ、僕の顔赤い？

• どうして暗い話ばかりするの？

• 極端さが生み出す箱庭の人物

さそり座が強いホロスコープ

彼のホロスコープは2室太陽月水星天王星がさそり座。
ASCてんびん座に冥王星が合。
金星海王星が射手座。
木星土星がおとめ座
火星がしし座。

彼はさそり座の要素がとても強い。
おまけにASCに冥王星合。
てんびん座だから一見人当たりはいいが、本来は強い自我の持ち主。

ちなみに彼の母親もさそり座。
母親の太陽は彼の太陽水星天王星と合。もちろん仲良しだ。実の母と叔母が同居しており、彼には女親が二人いる。実家は彼のアパートから歩いて10分ほど。近いので実家にはちょくちょく顔を出す。

射手座金星海王星は3室。典型的なオタクだ。
漫画は新刊が出れば買い、アニメ化情報も早い。休みの日は1日中RPGをプレイし続けるのが好き。金銭に関しては締まり屋だが、オタク趣味には糸目をつけない。

2次元に埋没する趣味のせいか、はたまた女親二人に甲斐甲斐しく扱われているせいか、一度も彼女ができないという事実から目を反らせることができているようだった。
しかし過去に好きだった人がいたことや、心配した女親二人が準備した見合い話を話の段階でお断りされたこと、人生で一度も女性と関わったことが無いことをコンプレックスに感じているような様子を私に見せた。

彼は強烈な自尊心の強さ故に自らのプライドが傷つくのを異様に恐れているフシがあった。
女性が好きなのに妙に怖がっているところ、年下の女性にしか目を向けないところ、好きになった女性にアプローチする勇気もないところ、絶対に自分が上の立場でいなきゃ嫌なところ。
自分が傷つくくらいなら2次元とゲームに没頭している方がいいのだろう。そうして40年以上も固い殻の中にいるのが彼だった。

ここまでの情報だととてもとっつきにくい人物に思えるが、実際話すと結構気さくだ。ASCてんびん座らしい人当たりの良さがあり、初対面では「良い人」だと思った。外面はめちゃめちゃ良い。親しくなるにつれて往来の我の強さが目立ってくるのだが。

3,000円のカニクリームコロッケ

ある日彼が「行きたい店があるんだよね」と食事に誘ってきた。
そこは昔ながらの洋食屋さん。ハンバーグが美味しいらしい。カニクリームコロッケもおすすめのようだ。私たちはハンバーグとカニクリームコロッケを食べようとウキウキしながら店に向かった。ところがだ。そこで事件は起きた。入店し席でメニューを開いた彼が青ざめた。