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2024/7/24(水)の宿題:ももはおしり

 『今日の宿題』(Rethink Books編、NUMABOOKS)に毎日取り組んでみる4日目。三日坊主を超えた。

 栩木伸明さんからの出題(一部抜粋)

今日のイチバンを教えてください。

※出題全文は素敵な言葉で書かれているので『今日の宿題』で読んでほしいです。


 今日のイチバンは、桃を丸齧りしたこと! 季節の果物をたくさん味わって生きていきたいと思うので。

水に濡れた桃
剥いた桃

 桃をおしりに例えたり、おしりを桃に例えたりすることがあるけれど、今まであまりピンときていなかった。
 しかし、皮ありの桃と皮を剥いた桃の差分を写真に撮って見てみたら、これはかなりおしりだ、と思わされた。よくみてください、かなりおしりなので。

 桃ってなんでこんな形なの? ということまで気になったので調べたところ、下記のようなレファレンスがヒットした。

質問
桃の割れ目の線はなぜあるのか。

回答
『果実の事典』p.466
モモの形態に関する記述あり。
果実の項目に「1心皮からなる子房壁の発達した真果で、雌しべの心皮が両側から巻き込むため、こうあ部から果頂部にかけて縫合線がある。」と書かれている。

『モモの絵本』p.32
縫合線は「果皮が筒状になって生長していったときのなごり」で合わせ目だとの記述あり。

『果物学 果物のなる樹のツリーウォッチング』
索引に縫合線あり。
p.90「ウメやモモの果実の表面にある、縦の1本の筋(縫合線)は1枚の心皮の両縁が合わさった跡、つなぎ目の名残だと解釈されている。」

レファレンス共同データベース,https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000221905&page=ref_view

 どうやら皮の繋ぎ目が絶妙な位置にあり、かつ奇跡のようなおしりカラーのせいで、桃はおしりに激似のようです。ひとつ賢くなった。桃は美味しかった。



 今日は仕事の書類を全てシュレッダーにかけた。かけ終わったら急に眠くなり、気絶するように数時間寝てしまった。普段、睡眠導入剤を飲まなきゃ眠れないのに。精神的に重い作業だったのか、何かから解き放たれたのか、はたして。


(栩木伸明さんについて)
 アイルランド文学の先生なんですね。世界の文学にあまり触れてこなかったから、勉強したい。『世界文学の名作を「最短」で読む ─日本語と英語で味わう50作』(筑摩選書)がとてもおもしろそう(https://book.asahi.com/jinbun/article/14498873)。日経の記事(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD197C80Z10C21A8000000/)もとても素敵だった。書籍は装丁がどれも素敵だから読むのが楽しみ。引っ越してからたくさん読もう。

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