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笑いは裏切り

ドモリンTP。

今回は前々から語りたいと思ってたトピックだぜ!
笑いを語ることほど寒いもんはないとは知ってるが、これは本当に好きな理論だから寒いの承知で語らしてくれ。

ちなみに幼い頃から父親に教えられてたことです。
小学生に何を教えとんだあの人。笑

笑いは裏切り

人は会話してる中で文脈を読み取って、「あ、この後こうなるんだな。」と推測する。
その推測を裏切る結果を招くと人は笑う。

めちゃくちゃシンプルな法則よ。
まさに振り落ちって感じ。

人の推測する性質を逆手にとって、振りをつくる。
そしてその振りを裏切る結果を持ってくる。これがオチ
おいおい思ったより真面目に語るじゃねえか、だいぶ寒いぞ。

これの1番分かりやすい例が明石家さんまさんのホンマや。だと思ってる。

これそんなに美味しいんか?
そんなわけないやん。
…ホンマや。

滑らかすぎる。笑
これが全ての笑いの基礎だと父親に教えられました。いやだから小学生に何を教えとんだ。笑

これが基盤になってくると今度は

そんなに美味しいんか?
そんなわけないやん。

のあとに
「どうせホンマや。が来るんだろ?」
と推測する人もいるよね。
それをさらに裏切るって駆け引きも生まれてくる。
いやこういうの見えだすと超楽しい。

この基礎が身についてくると、もう会話の中でどう裏切るかばっか考えちゃう。
ボケってのはつまり裏切り。
相手が予測してる事と違うことをどう言うか。

じゃあツッコミは?
ってなると、これは基本的に分からせる役目だと思ってる。

以前書いた記事(理解で世界を大航海 参照)で、分かることで楽しくなる理論について語ったけど、まさにそれ。

ボケが見てる人の推測を裏切ったのに対し、どう裏切ったかが分かるように指摘する。
これがベースよね。

霜降り明星なんかは分かりやすい例。
せいやのボケって一目見ただけじゃ何かわからないことが多々あると思うんだけど、それを粗品が例のツッコミスタイルで、一言で全部わからせるという。
彼らがあんなに面白いのは、粗品の一言で「裏切り」と「理解」を一気にお届けしてるからだと勝手に思ってる。

あくまで分からせる役目ってのはベースで、ツッコミのワードセンスでさらにボケを上回っちゃうという裏切りも可能。
例えツッコミとかは、もはや重ねボケと言っていいレベルだしね。笑
最近だとぺこぱのツッコまないっていう裏切りもあるよね。

どんだけ周りの想像する範疇から外れることができるか、が腕の見せ所。

「裏切り」を提供するにも「理解」を提供するにも、教養が必要だと思ってる。

裏切るには、みんなの想像を把握したうえで外すだけの引き出しが必要だし。
理解させるには自分が理解しつつも、それを簡潔にお届けできなきゃいけない。

こんなこと教えられて(途中からは勝手に学んで)育ったから、バラエティとかネタ番組見ながら「自分ならなんてボケるかな」「今の俺ならこうツッコむな」とか思っちゃうんだよ。笑

ってな感じで父親から教えられたことでベスト3に入るくらい有難い考え方でした。
いやーだいぶ寒いね。自覚はしてる。

ではの!

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