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ゲーミングPCはデスクトップに限る

 ゲーミングPCはデスクトップに限ります。
 ノートもありますが制約が多いため、持ち運ぶ人専用です。


PCの形状

 PCの形状は、デスクトップとノートに大別されます。
 その中で更に細分化されます。
デスクトップ(タワー型)
 PC本体、モニタ、キーボードがそれぞれ独立しています。
 PCの原型です。内部構造に余裕がありPC本来の性能を発揮できます。
 内部パーツの交換ができ、故障時の修理やグレードアップが簡単です。
 モニタを自由に選べます。21~24インチが主流です。
 広い置き場所が必要です。
デスクトップ(一体型)
 PC本体とモニタが一体化し、キーボードだけ分離しています。
 スタイリッシュです。
 デスクトップに分類されますが内部パーツはノート用です。
 ノート用パーツはデスクトップ用よりも性能が低い割に高価です。
 基本的にゲーム用はありません。
 タワー型よりは置き場所を取りません。
ノート(スタンダード)
 PC本体とモニタとキーボードが一体化しています。
 持ち運びするためのPCです。
 画面は14インチ~17インチ程度です。
 持ち運ぶ場合は15インチ程度が限度です。
 デスクトップより画面が小さくキーボードとの配置が固定されています。
 基本的にパーツ交換が難しく故障時の修理やグレードアップが困難です。
 小型化技術と画面とキーボードとバッテリーの代金がかかり割高です。
 スペック不足になると画面やキーボードも含めて買い替えになります。
ノート(モバイル)
 PC本体とモニタとキーボードが一体化しています。
 持ち運びが優先され画面も性能は控えめです。
 手の平での使う大きさでパームトップとも呼ばれます。
ノート(2in1)
 本体と画面が一体化した部分だけでタブレットのように使えます。
 キーボードは連結したり分離したりできます。
 タブレットにキーボードが付属したようなもので、性能は最小限です。

家電量販店にはノートと一体型が多い

 家電量販店の展示はノートや一体型が多く、家庭用やビジネス用ならこれらで十分です。タワー型はあまり見かけないのでPCに興味のない人にとっては時代遅れで絶滅したように見えるかもしれません。
 一方で、PC専門店ではタワー型がたくさん販売されています。ゲーム用はビジネス用よりもハイスペックになることが多く、高性能を求めるとタワー型になります。
 最近では家電量販店の一角にゲーミングPCコーナーができ、そこではタワー型も見ることができます。

初心者こそタワー型

 PCを選ぶ際には、CPU、RAM、GPU、SSD、HDD、DVDなどの基本的な性能を最初に決めます。初心者はこれを決めるだけでも大変です。
 ノートはこれらに加え、画面(本体)の大きさ、重量、バッテリー容量を決めなくてはいけません。キーボード配列の確認も重要です。
 デスクトップの場合はPC選びに少々の失敗があってもパーツ交換で済みますが、ノートの場合は丸ごと買い替えになるため最初が肝心です。
 画面が割れてもデスクトップなら1.5万円程度のモニタを注文するだけで済み、キーボードが壊れても2千円程度のキーボードを買ってくれば済みますが、ノートの場合は修理に出しパーツ代と技術料を支払わなくていけません。
 初心者こそタワー型が向いています。

ノートは高い

 デスクトップは画面が別売りのため割高と思われることがあります。
 しかし、ノートの画面も無料で付属しているわけではありません。キーボードの代金も含まれているし、バッテリーまで搭載されているのでデスクトップより安くなる理由がありません。
 「ノートの方が安い」と言われることがありますが、超低性能のPCに限った話です。
 ゲームができるくらい高性能になるとタワー型の方が割安です。

ノートの使い勝手がいいわけではない

 「ノートなら布団で寝たまま使える」という人がいますが、ノートの多くは底面から吸気し後方や側方に排気しています。布団の上に直接置くと吸気が困難になり十分に冷却できません。
 その点、デスクトップは本体とモニタを布団の隣に置き、キーボードだけを布団の上で使えば問題ありません。ノートの画面は15インチ程度ですがデスクトップ用のモニタは24インチ程度のため、布団の隣に置いても見れます。
 ノートは持ち運べてどこでも使えることがメリットですが、ゲームができるくらいの高性能になるとバッテリーが長持ちしません。アダプターも大型のものが多いため、頻繁に持ち運ぶ人はそれらのサイズや重量も確認しましょう。

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