PCはシャットダウンかスリープか
PCを使わない時はシャットダウンします。
基本的にシャットダウン
基本的に、PCを使わない時はシャットダウンします。
1日の終わりやPCでの作業を終了する時はシャットダウンし、翌日PCを使う時に起動します。
スリープは2時間が目安
作業を一時的に中断する時はスリープにします。
目安としては2時間です。
作業再開までが2時間以内ならスリープ、それ以上ならシャットダウンします。
シャットダウンとスリープの論争
PCは起動時に負荷がかかります。
そのため「負荷を減らしたい→起動を回避したい→シャットダウンしなければいい→つけっぱなしにする」と考える人がいますが、これは極論で間違いです。
つけっぱなしが推奨であれば説明書や保証規定に記載があるはずですが、見たことがありません。
逆に「24時間以上の連続起動は保証対象外」の規定はあります。
したがって、PCを使わない時はシャットダウンすることが基本になります。
では5分10分の離席のたびにシャットダウンするかというと、これもまたやりすぎです。短時間の離席(作業中断)の際はスリープにします。
短時間の目安は2時間です。これは消費電力に基づく計算の結果です。スリープ中は電力を消費しています。一方でシャットダウンから起動すると瞬間的に大きな電力を消費します。小さな電力を消費し続けることと大きな電力を一瞬消費することを比較した結果「2時間以内ならスリープ、それ以上ならシャットダウン」となりました。
マウスコンピューター:標準製品保証規定(6.保証の適用除外事項)
ドスパラ:パソコン製品保証規約(個人向け)(3.適用除外事項)
フロンティア:保証規定(第11条 保証対象外)
コンセントは抜かない
デスクトップPCのコンセントは基本的に抜きません。
PC背面の電源スイッチも切りません。
PC内部には最低限の情報を保持するために電池が内蔵されていて、電力を完全に断ってしまうとこの電池の消耗が早まってしまうためです。
完全シャットダウンと簡易シャットダウン
現在のWindowsのシャットダウンは「簡易シャットダウン」です。これはシャットダウン直前の情報を保持したままにすることで起動を高速化する手段です。
一方で「完全シャットダウン」もあります。SHIFTキーを押しながらシャットダウンすると完全シャットダウンになります。これはシャットダウン直前の情報を保持しないため、起動時間が遅くなります。完全シャットダウンはメモリの追加などPCの構成を変更する場合に実施します。
諸説ある
・PCを使わない時はシャットダウンする。
・2時間以内に作業を再開する場合はスリープにする。
・コンセントは抜かない。背面のスイッチも入れたままにする。
・PCの構成を変更する時は完全シャットダウンする。
以上が初めてデスクトップPCを使う人向けのわかりやすいルールです。
4番目は初心者向けではありませんが、覚えておいて損はありません。
実際にはPCメーカーの人でもシャットダウンしなかったり、スリープの目安を1.5時間とする情報もあります。
ノートPCならバッテリーの消費や充電に関して様々な情報があります。
性能の進化が早いPCは常識も移り変わっていきます。
いずれも諸説あるので疑問に思ったら自分で検索し、より新しい情報を見付け、納得できる根拠に従うようにしましょう。
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