見出し画像

ゲーミングPCの選び方 Planet Zoo編

 今回はPlanet Zoo(プラネット ズー)を例にPCの選び方を説明します。

動作環境

 まずは、ゲーム販売サイトのSTEAMでPCの条件を調べます。
 PCの専門用語が並びますが、後で一つずつ説明します。

システム要件(推奨)

 システム要件は最低推奨があります。
 最低でもゲームは遊べますが、キャラクターが増えると動きが遅くなる可能性があるので、推奨を目安にします。

推奨:
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OS: Windows 10 64bit
プロセッサー: Intel i7-4770k / AMD Ryzen 5 1600
メモリー: 16 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1070 (8GB) or AMD Radeon RX 580 (8GB)
ストレージ: 16 GB 利用可能

 項目ごとに説明します。

64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です

 最新のゲーミングPCは全て対応しています。

OS: Windows 10 64bit

 OSはPCの基本的プログラムです。
 パーツではなくソフトウェアです。
 最新のゲーミングPCは全て対応しています。
 なお、Macではこのゲームはできません。

プロセッサー: Intel i7-4770k / AMD Ryzen 5 1600

 プロセッサーはCPUとも呼びます。PCの頭脳にあたります。
 Intel社のCore i7 4770Kか、AMD社のRyzen 5 1600のどちらかが必要です。
 インテルが有名でシェアも大きいですが、最近はAMDも人気があります。
 Core i7-4770Kはモデルチェンジし、現在はCore i7-10700です。
 i7はCPUの中では上位モデルですがi7-4770Kは古いので、3年前のi5-8400に性能を抜かれています。そのためi7の名前にこだわらず、2年前のi5-9400や現行のi5-10400でも大丈夫です。
 Ryzen 5 1600はモデルチェンジし、現在はRyzen 5 3600です。
 どちらを選ぶかはPC全体の値段などを総合的に見て判断します。

メモリー: 16 GB RAM

 メモリー(RAM)はPCの作業場所みたいなものです。
 16GB必要ということです。これはゲーミングPCの標準的な容量です。

グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1070 (8GB) or AMD Radeon RX 580 (8GB)

 グラフィックカードはビデオカードやグラフィックボード(グラボ)やGPUなどの呼び方があります。
 映像を担当するパーツです。
 NVIDIA社のGeForceシリーズのGTX 1070(8GB)か、AMD社のRadeonシリーズのRX 580(8GB)が必要です。
 エヌヴィディアが有名でシェアも大きくお勧めです。
 GTX1070は古いので現在ならGTX1660SUPERやGTX1660Tiになります。
 GTX1670は発売されていません。またRTX2070はありますが別シリーズで性能が高すぎます。

ストレージ: 16 GB 利用可能

 ストレージはプログラムなどの保管場所です。
 大容量で安価なHDD、小容量で高価だが高速なSSD、更に高速なM.2SSDがあります。
 これらの容量が16GB必要です。
 Windows10の容量が40GB程度必要なので、合計で56GB以上あればいいということです。
 現在のゲーミングPCはSSDが主流で250GBや500GBが標準です。

プラネット ズーV用PCのスペック
 プラネット ズーのシステム要件(推奨)を満たすPCは以下のようになります。
 OS:Windows10
 プロセッサー:Core i5-10500 または Core i7-10700 あるいは Ryzen 5 3600
 メモリー:16GB
 グラフィック:GTX1660SUPER または GTX1660Ti
 ストレージ:56GB(HDDまたはSSD)

デスクトップPCの原則

 ここでデスクトップPCの原則を説明をします。
 基本構成は必要最低限の機能しかないので、必要に応じて注文時にカスタマイズして購入します。
 このような受注生産方式をBTO(Build To Order)と呼びます。

 モニタ(ディスプレイ画面)は別売りです。
 ゲーム機を買ってもTVが付いてこないのと同じです。
 21~24インチで1~2万円が相場です。
 通常のモニタよりも動きが滑らかに見えるゲーミングモニタもあります。

 キーボードとマウスも別売りです。
 いずれも千円未満から1万円超えまで多くの商品があります。
 ゲーム用のキーボードやマウスを購入する人が増えたので、標準で付属することは減りました。

 DVDドライブ(光学ドライブ)も別売りです。
 ネットからダウンロードできるので必要性が減りました。
 DVDなら3千円程度、BDなら1万円程度で追加できます。
 USB接続の外付けタイプもあります。

 マイクロソフトオフィスも別売りです。
 2万円前後ですが無料版もあります。
 ワードやエクセルをどの程度使うかで決めることになります。

デスクトップかノートか
 ゲーミングPCはタワー型のデスクトップPCが基本です。
 止むを得ずノートPCにする場合は、CPUやGPUがデスクトップ用より性能が低いことがあるので注意してください。画面の大きさ、本体の重さ、バッテリーの重さ、充電時間、キーボード配列なども慎重に選んでください。

どこで買うか

 PCは家電量販店でもPC専門店でもネット通販でも買えます。
 前述のDXR向け推奨環境を満たしていればどこで買っても構いません。
 ただ、国産メーカーとして信頼のある富士通、NEC、東芝(ダイナブック)、ソニー(VAIO)、パナソニック、エプソンはグラフィックカードを搭載したPCをほとんど扱っていません。
 ゲーミングPCの販売店としては、国内では、ドスパラG-TUNEmouseパソコン工房ツクモフロンティアなどが有名です。
 海外では、DELL・ALIENWAREHP・OMENacer・PREDATORASUSLenovoなどがあります。

具体的な候補

 各販売店のPCを比較した一覧表をニコニコロニーというサイトに掲載しています。
 週1回以上更新しているので、最新情報はこちらでご確認ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?