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愛犬・外飼いトイプードルの思い出33

今日は沖縄付近にある台風の影響で、全国的に大雨の一日だった。

ペットに関して昭和のままの我が家では、飼い犬が昼間から家の中に入れるのは、基本的に台風の時と大雪の時だけ。だからもし愛犬が生きていれば、今日は昼間から家に入れる日だった。年に3〜4回しかない、そんな特別な日だけど、室内でのトイレトレーニングができていなかったから、家の中ではおしめを付けられていた。

おしめを付けるのに一悶着があった後は、食卓の下や台所をウロウロし、何か食べ物が落ちていないか探していたけれど、それが終わると、所在なげにしていたなぁ。何せ、普段は外にいるもんだから、テレビの音や、台所からの匂いに落ち着かないのだろう。

ソファに飛び乗って横になってはみるものの、フカフカすぎるのか、はたまた人間の動きが見えるからか、気になってあまりくつろげないようだった。それよりも床のほうが性に合っていたようで、ソファの上ではなく足下でうたた寝をしていた。これが外犬の性(さが)か……。

家の中に犬がいることに慣れていないのは人間も一緒で、つい、おやつなんかをやり過ぎてしまう。わかっちゃいるけど、ついね。犬も人間も、非日常のひとときを過ごすのが、台風の日と雪の日。今日はそんな一日だった。



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