愛犬・外飼いトイプードルの思い出43

預かり犬2匹とともに、おやつに釣られてお座りをする愛犬（赤服）。

この日はクリスマスで、おやつをたくさんプレゼントしてもらったんだった。普段はうちでは買わない、ちょっと珍しいものもあったなぁ。

どれも嬉しそうに食べていたけど、なんだかんだいって常備されている、ドギーマンの「紗」という少し噛みごたえのある、リーズナブルなおやつが好きだったみたい。

それと、さけるチーズが好きだった。お酒のおつまみとして私が食べているものを、家族に内緒で時々こっそりあげていたっけ。

さけるチーズって、チーズとしてはあまり匂いがしないものだけど、さすがに犬だけあって、見つからないように食べていてもすぐに感ずかれた。人間の食べ物は良くないって言うけれど、足下にお座りして物欲しそうに見上げられたら、あげないわけにはいかない。

はい、一さき。
パクリ、ゴクン。
もう、一さき。
パクリ、ゴクン。
はい、終わり。
ワンワン。
もうないよ。
ワンワンワン。
これが最後だよ。
パクリ、ゴクン。
はい、本当におしまい。
クーン。
本当にもうないんだよ。
ウー。
ほら、ないでしょ（手を見せる）。
ワン、ワンワンワン。
静かに。
ワンワン、ワンワン、ワンワン。

あ〜あ、すぐ調子に乗るんだから……。ほんと、食い意地が張ってたなぁ。