おかきの病気のこと1

おかきは約2,100gと少し小さめに生まれて来ました。

誕生後すぐに保育器に入り
生後5日目のときにGCUを出て母子同室となりましたが
体重が退院基準に満たなかったため
わたしの退院後も9日間GCUにいました(おもちもいっしょに)。

退院してから
おっぱいもミルクもよく飲み
体重も順調に増えていました。

ただひとつ気になっていたのは
やたら吐き戻しが多い
そのためおかきの口元には常にガーゼを置いていました。
ネットで調べてみると、
肥厚性幽門狭窄症という病気がヒットしましたが
幽門狭窄症が疑われるような
・噴水のように吐く
・体重の減少
は、見られなかったため
違うだろうと思っていました。

1ヶ月検診のときに
吐き戻しが多いことを相談しましたが
赤ちゃんにはよくあることだからね〜と。
そんなもんか〜
もう少しすれば落ち着くのかな?と
わたしもそのときは納得していました。

しかしある日抱っこしている時に
とんでもない量の吐き戻しが…
わたしの服が全部びしゃびしゃになるレベル。

実はその前日に
おかきをお風呂に入れていた夫が
足を滑らせておかきを抱っこしたまま転倒
という事件がありました。
幸い夫がしっかり抱っこしていたので
おそらく頭を強打したりはしていなかったはずですが、
もしかしてやっぱり頭打ってた?!
それで吐いてるのかもしれない…!と思い
急いで出産した総合病院に行きました。

わたしと夫
おもちとおかき全員で向かいました。

事情を説明して
頭部の状態をいろいろ検査してもらいましたが
特に異常はないとの診断結果でした。

ではなぜこんなに吐いてしまったのか?

腹部も検査してもらいました。
お腹が空いているのに何も飲めず
泣きながら検査されているおかきを見るのは
ほんとうに辛かったです。
かなり長い時間検査していた気がします。

その結果
「肥厚性幽門狭窄症の可能性があります」と…

え。
幽門狭窄症ですか?
あの幽門狭窄症ですか?

「うちには小児外科がないので
対応している病院に紹介状を書きます。
今から急いでそちらに向かってください。」

オムツもミルクも最低限しか持って来てない…
いまから行くとなるともう少し必要だよね。
おもちもおかきももう疲れてるよね。
ごめんね。ごめんね。と思いながら
オムツとミルクを買って
タクシーで指定された病院へ。

到着してすぐに診てもらえるかと思いきや
初診なので診察券を作るところから…(;'∀')
大きな病院なので混んでるし…
仕方ないけどもどかしかったです。

再びエコーを見たり
レントゲンを撮ったりの検査をしてもらい
「幽門狭窄症疑い」の診断となりました。

疑い止まりでしっかり診断が降りない理由として
・しっかり体重が増えていること
・脱水症状にもなっていないこと
・噴水のような吐き戻しが多発していないこと
を、説明されました。

「このまま入院してもらって
明日精密検査をします。
そこでしっかり判断できると思います。
幽門狭窄症となった場合は手術をします。」

そのまま入院の手続きをして
おかきを小児病棟に預けることになりました。

朝10時ごろに病院に向かってから
すべてが終わったのが20時ごろでした
付き合わせてしまったおもちにも
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

追加で買ったミルクもぜんぜん足りず(笑)
帰りに授乳室でぱんぱんに張った
おっぱいをおもちに飲ませて帰宅。

突然おかきのいない3人の生活に。
なんだかとても寂しかったです。

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