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気象専門 第56~58回 間違えた過去問 1/16

第56回

気象予報士専門試験



問3  ウインドプロファイラー

下図は2月のある日の12時の地上天気図であり、図ア〜エは、その日の6時~12時に(a)〜(c)を含む4地点のウィンドプロファイラによって観測された高層風の時系列である。
天気図中に示した地点(a)〜(c)に対応する高層風の時系列の組み合わせとして適切なものを、下記の①~⑤の中から1つ選べ。


こういった問題は風向でわかるのですが、間違えてしまいました。
とりあえず、問題の12時時点の風向をみて分かりにくいのがあれば寒気移流か暖気移流かをみる。

正解➁


問10 前線

梅雨期の気象について述べた次の文(a)~(d)の正誤について、下記の①〜⑤の中から正しいものを1つ選べ。

(a)梅雨前線を維持している水蒸気輸送には、太平洋高気圧の縁に沿う南よりの気流とチベット高原の南縁を通る西寄りの気流が密接に関連している。
(b)梅雨前線上には、数百km程度の水平間隔で形成される低気圧が見られるが、この低気圧は上層ほど強い低気圧循環を持ち、しばしば激しい雷雨を引き起こす。
(c)梅雨気にオホーツク海付近に形成され、「やませ」をもたらすオホーツク海高気圧は、中心付近の寒気層が下層から上層にまで達している。
(d)一般的に、西日本以西の梅雨前線では、東日本以東の梅雨前線に比べて下層での南北方向の温度傾度が大きいため、降水量が多い傾向がある。

①  (a)のみ正しい
②  (b)のみ正しい
③  (c)のみ正しい
④  (d)のみ正しい
⑤  すべて誤り

(a)正
(b)前線上を乗っていくように動く低気圧で背は低い

(c)寒冷高気圧なので背は低い

(d)温度傾度ではなく南からの水蒸気量なので

正解⓵

問14 予報誤差

図は、A地点とB地点における冬季の30日間の最高気温と最低気温について、実況と予報の分布を示したものである。この図について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。ただし、見逃し率および空振り率は全予報数に対する割合とする。

(a)最低気温の予報について、系統的な偏りを平均誤差(ME)により求めると、正の偏りがあるのはA地点である。
(b)最高気温の予報について、二乗平均平方根誤差(RMSE)により予報誤差を求めると、B時点の方が予報精度が良い。
(c)冬日の予報の見逃し率は、A地点の方がB時点よりも低い。
(d)真冬日の予報の空振り率は、A地点の方がB地点よりも低い。


この問題はわかっていても間違うことがあるので注意。
空振りが多い方を聞いているのではなく空振り率が高いかどうかである。
数字で示しておくこと

正解➁


第57回 

問7 寒冷低気圧、切り離し低気圧

日本付近の寒冷低気圧について述べた次の文章の下線部(a)〜(d)の正誤について、下記の①〜⑤の中から正しいものを1つ選べ。

寒冷低気圧は、(a)偏西風帯のジェット気流がほぼ東西方向に流れている時に形成される。対流圏では、周辺より気温が低い寒気核を持ち、(b)寒気核は対流圏の中・上層より下層の方が顕著である。また、(c)寒冷低気圧の中心を結ぶ軸は、上層ほど大きく西に傾いていることが多い。
夏季に日本付近に進んでくる寒冷低気圧においては、東から南東象限の下層に暖かく湿った気塊が流入することが多く、そのようなときは大気の成層が不安定となり対流雲が組織的に発達するが、(d)寒冷低気圧は一般に動きが速いため、成層が不安定な状態は半日程度で解消することが多い。
① (a)のみ正しい
② (b)のみ正しい
③ (c)のみ正しい
④ (d)のみ正しい
⑤  すべて誤り

(a)ジェット気流が蛇行している時なので、誤
(b)上層ほど気温が低いので、誤
(c)西に傾くのは温帯低気圧なので、誤
(d)動きは遅い、誤

正解⑤


第58回専門

問題の(abc)ごと

問1
大気現象の霧と煙霧は、 ともにごく小さな水滴が大気中に浮遊する現象で、水平視程が1 km 未満の時が霧、 1キロkm以上のときが煙霧である。

水蒸気1km未満hは霧、1km以上はもや。
煙霧はちり、煙、黄砂などで視程が10km未満の状態なので

問6
気象庁の天気予報ガイダンスによる数値予報の誤差の低減について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。

(a)気温ガイダンスにより、寒冷前線の通過のタイミングが数値予報モデルの予想と異なることによって生じる気温の予測誤差を低減することが期待できる。
(b)降水量ガイダンスにより、数値予報モデルに組み込まれている地形と実際の地形の違いによって生じるモデルの降水量の予測誤差を低減することが期待できる。
(c)風ガイダンスにより、数値予報モデルの風速の予測誤差を低減することはできるが、風向の予測誤差を低減することは困難である。


(a)前線の通過タイミングのズレは予測誤差を低減することはできない

(b)その通り

(c)風とは風向も必ず入るので、低減できる。

問8 シベリア高気圧

日本周辺に現れる高気圧について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。
(a)冬にシベリア付近に現れるシベリア高気圧は、対流圏の下層から上層まで寒冷な空気で満たされた、背の高い高気圧である。
(b)春や秋に日本付近を西から東に通過する移動性高気圧は、高気圧の中心の西側では上・中層雲が広がっていることがしばしばある。
(c)初夏にオホーツク海付近に現れるオホーツク海高気圧は、下層に低温・湿潤な気団を伴った停滞性の高気圧であるが、上空にはブロッキング高気圧が存在することが多く、通常、このブロッキング高気圧の中心付近は周辺と比べて高温になっている。

(a)寒冷高気圧は背が低い

(b)その通り

(c)オホーツク高気圧は背が高い、その通り


問9

日本付近で発生する積乱雲について述べた次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。

(a)成長期において積乱雲が上方にのびていくとき、積乱雲の内部はほぼ上昇流となっており、雲の中の温度はまわりより高くなっている。
(b)積乱雲が成熟期に入り、積乱雲の中に下降流ができると、下降流域の地表面付近では冷気プールが形成され、局所的な高気圧が見られることがある。
(c)夏季に地表付近が高温となることにより発達する積乱雲では、降水過程に氷粒子が関わらない「暖かい雨」であることが多い。
(d)積乱雲の雲頂が大流圏界面に到達すると、積乱雲の雲頂からの流出流と上空の一般風との収束により、かなとこ雲を形成する巻雲は主に風上側に広がる。

(a)その通り

(b)その通り

(c)積乱雲上空

(d)
かなとこ雲は風下側



明日より10日間くらい法令問題やります。


気象庁|天気予報 (jma.go.jp)

おはようございます。
少し寒さが戻ってきました。
そちらはいかがですか?
こちら曇り予報ですので昼も寒そうです。
気をつけてお過ごしください。
今日もいい日にしましょう。
good time!

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