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気象一般過去問 問8 温帯低気圧とは 12/12の②

温帯低気圧は北の冷たい空気と南の暖かい空気のぶつかりあいが渦を生み発生します。

第56回気象予報士一般試験過去問 

問8:発達期の温帯低気圧

問題文
北半球における発達期の温帯低気圧について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から1つ選べ。

(a)低気圧周辺の相対的に高温の領域では北よりの風で上昇流,低温の領域では南寄りの風で下降流となっている。
(b)地上の低気圧の中心は上層の気圧の谷の東側にある。
(c)低気圧は南北温度傾度の大きい偏西風帯で発達し,熱を高緯度に運んでいる。
(d)低気圧の発達には水蒸気の凝結による熱エネルギーの供給が不可欠である。


まず、温帯低気圧とは

簡単な説明

台風は、熱帯低気圧が発達して、中心の風速が17.2メートルを超えたものを言います。熱帯低気圧は、その名の通り熱帯や亜熱帯(あねったい)の海で発生し、暖かい海からの大量の水蒸気をエネルギー源とする低気圧です。
温帯低気圧は、中緯度(ちゅういど)地域で発生し、発達する低気圧です。北の冷たい空気と南の暖かい空気が混ざろうとして、うずを巻くことで発生します。低気圧の東側には南からの暖かい空気が入るため、温暖前線が、西側には、北からの冷たい空気が入るため、寒冷前線ができます。
台風も、どんどん北上して中緯度地域まで来ると、北からの冷たい空気を引きこむようになり、温帯低気圧となります。

気象庁

これを図で示せば、、

晴れノートさんより

このように空気の層(気層)の違いがぶつかることで発生します。
空気も平準になろうとして混ざり発生するのです。
この図をイメージできればずいぶん解けます。

(a)の問題は、低気圧周辺の相対的に高温の領域では北よりの風で上昇流,低温の領域では南寄りの風で下降流となっている。

高温の領域では南よりの風が吹き、低温の領域では北寄りの風ですから、、
(a)は誤



低気圧の発達のしかたは下のように上空の風に影響されて

色と形で気象予報士!さんより
左より⓵➁⓷④


⓵は偏西風が蛇行をはじめ、寒気と暖気がぶつかり回転し始めたところです。
寒気は西寄りの風に流されながら上空から下に降りてくる暖気は上空へ上ります。ですので上層の気圧の谷が西にある。
温帯低気圧の発生です。
➁温帯低気圧が発生すると回転を始めますから、ますます寒気が入り込み暖気も南から北へ上がろうとします。
⓷上空の気圧の谷が低気圧中心と同じ位置に近づくと低気圧の勢力はピークをむかえ次第に衰え始めます。
④上空の偏西風は蛇行が大きくなりすぎて切り離され寒気の渦をもつ切り離し低気圧となり温帯低気圧はなくなります。


ここで、
(b)の問題は、地上の低気圧の中心は上層の気圧の谷の東側にある。
これはそのとおりなので
(b)は正


次の問題、
(c)低気圧は南北温度傾度の大きい偏西風帯で発達し,熱を高緯度に運んでいる。
その通りで、温帯低気圧は南北の気温の違いの大きい偏西風帯で発生します。
ですから日本は発生しやすい国に位置しています。
(c)は正


次の問題

(d)低気圧の発達には水蒸気の凝結による熱エネルギーの供給が不可欠である。

この条件は台風や熱帯低気圧発生するの供給エネルギー条件ですから
(d)は誤


問8の正解は⑤



まぁ、家庭の平準化のほうが難しい。


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