特別企画展「こぐまちゃん」と『あかべこのおはなし』に行ってきました。
こおりやま文学の森資料館で令和3年7月3日(土)から8月29日(日)に開催されている特別企画展「こぐまちゃん」と『あかべこのおはなし』に行ってきました。
「こぐまちゃん」と『あかべこのおはなし』
50周年を迎えた「こぐまちゃんえほん」シリーズと、その作者たちによって作られた福島県が舞台の絵本『あかべこのおはなし』をテーマにした特別企画展。
絵本の制作過程やスケッチ、パネルなどを間近で見ることができました。こぐまちゃんシリーズが長年愛される理由を知ることができてポストカードも貰えてとても良い休日になりました。
こぐまちゃんシリーズ
わかやまけんの絵本として知られるこぐまちゃんシリーズですが、実は4人の制作者が中心となり作られた絵本だそう。
こぐまちゃんのコーナーでは、読者の声を受けて表現に変更を加えたエピソードなども紹介されており、制作する上での様々なこだわりが見られて改めて素敵な絵本だなと感じました。
その他にも、制作のエピソードやこぐまちゃんシリーズの特徴的な色味を作っているリトグラフという版画の技法の紹介など、こぐまちゃんシリーズが愛され続ける理由がわかる展示です。
あかべこのおはなし
調べたところ『あかべこのおはなし』は昭和55年に発行され、東日本大震災の後に復刊した絵本だそう。このご時世で描かれた新刊だと言われても信じるくらい、今こそ読みたい魅力的な絵本でした。
赤べこは福島県の伝統工芸品で疫病退散の願いが込められた張り子の人形で、絵本のあかべこも人形らしく表情は変わらないのですが、動きやフォルムから愛らしさがあふれ出ること磐梯山のごとし。なんとも言えないかわいさにとっても癒されます。
あのこぐまちゃんシリーズの作者さんたちが福島県を題材にした絵本を描いていたことを知らなかったので、手元に置いて読み返したいと思っています。
ほかにもイベントが
文学資料館と久米正雄記念館それぞれに設置されているスタンプラリーを集めると、こぐまちゃんかあかべこのポストカードのプレゼントも。
(2人で行ったので1枚ずつもらいました)
久米正雄記念館のほうは郡山にまつわる伝承の展示だったのですが、あちこちに隠されたこぐまちゃんグッズにほっこり。物語はまだ難しい小さな子供と一緒でも楽しめそうです。
入館の受付やポストカードの受け取りは資料館・記念館どちらの受付でもできるので空いている順番に回るのが良いかもしれません。
お庭のパネル展示もかわいいのでお天気のいい日がおすすめです。
駐車場は道路を挟んで西側の開成山公園の敷地なのでお気を付けください。(私が初めて行ったときは迷いました笑)
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