【アミノサウルスジェルエリートの解説】
今回のジェルはカルニチンが入ったとか新たな成分が入ったことで進化したと書かれていますが、
最も進化したのは①ミネラルの配合と②カフェインの量。
①最適なミネラルバランス
実は、
「マグネシウムに痙攣を改善させる効果は認められなかった」
という研究結果があります。
理論上改善させると考えられるけど、実際に痙攣をおこしている人にマグネシウムを摂取させてみた研究では痙攣は止まらなかった事実があります。
そもそもランナーが痙攣する理由は3つ
・精神的な緊張での痙攣
・筋肉疲労による痙攣
・脱水による痙攣
このうちサプリメントで改善できるのは脱水による痙攣だけ。
そして汗の成分は以下の通り。
「Na 863mg/L K 222mg/L Ca 16mg/L Mg 1.3mg/L」(つまりNaがメイン)
→2Lの汗に含まれる成分:
Na 1726mg（食塩相当量：4.4g）K 444mg Ca 32mg Mg2.6g
→汗の成分に含まれるミネラルはナトリウムが主でマグネシウムはほとんど失われていない。
以前のアミノサウルスジェル01/02では他社に対抗してマグネシウムを多く配合しましたが、サウルスジャパンの頭脳も日々アップデートされているので後から出てくる製品は過去の製品より優れています。
今回のジェルではミネラルを汗の成分に似た比率(Na 200mg Ca 10mg Mg 10mg)で配合していて、
いわゆる「脱水補正用ジェル」になっています。
だから汗をかきやすくて終盤に全身が痙攣するようなランナーに最も適したジェルに設計されています。
※筋肉の分解によってむしろ供給されるであろうカリウムは減らしてあります。
②圧倒的なカフェイン配合量
カフェイン入りのジェルってたくさんあると思うんですが、
量についてはあまり知られていなくて、ほとんどのカフェイン入りジェルのカフェイン量は25～50mgなんです。
※アミノサウルスジェル01は75mg
ドリンクにおけるカフェインの配合量は、
最も多いのが薄いペットボトルのコーヒー500mlで200mgくらい。
有名なドリンクだと
「モンスター 142mg リポビタンD 50mg レッドブル 80mg」
という具合。
カフェイン摂取量は1回あたり200mgまでなら安全とされていて、普段からコーヒーを飲んでいる人だと特に25mgではほとんど効果がないと思います。
そして今回のアミノサウルスジェル03はカフェイン120mg
効果のほどは自身で経験して実感していただきたいですが、
カフェインの大量摂取は血圧上昇や気分不良をきたすのでフルマラソンで摂取するなら2個までにしてほしいところです。
・まとめ
今回のジェルはもうこれ以上改善するところがないくらい完成された内容に仕上がっています。
そもそも、アミノサウルスジェル01/02もそうですが、アミノサウルスジェルは糖質を補給するだけの他社のジェルとはカテゴリーが違います。
「エネルギージェルではなくなく、完全ジェルないし完全サプリメント(いわゆる完全食)。」
成分において他社のジェルに劣る部分は全くなく、劣る部分があるとすれば「効きそう」というブランドイメージくらい。
高価格なジェルほどいろんな成分が含まれていればいいのですが、
実際にはそんなことは全くなくて値段は高いのに糖質しか入っていないジェルというのもあります。
一方でアミノサウルスジェルは価格は高めに設定されていますが必要な成分が全部入っていて、
走っている最中はこれ以外のサプリメントは要らないように作っているのでコストパフォーマンスは圧倒的に優れています。
塩やカフェインは要らないし、水分も水で大丈夫。
なお、糖質摂取全般に言える話ですけど、
走る前にジェルなどの糖質を摂取する場合は絶対1時間以上前に摂取してください。
1時間半から2時間前が理想だと思います。
摂取直後は反応性の低血糖で大失速する場合があるのでスタート30分前の摂取は絶対にやめてください。
最後に、僕が推奨するフルマラソンでのアミノサウルスジェル01-04の使い方を記しておきます。
利尿作用のあるカフェイン入りは後半に使うとして、
「7km 15km 21km 30kmの4回」
※おおよそ7km毎で30kmまで
僕なら7-15-20-25-30kmでアミノサウルスジェル4つに他社ジェルか食事のエイドを一つ追加します。
汗を多くかくランナーの場合：04-04-03-03
※これで汗1L分のミネラルが補給できます
汗が少ないランナーの場合 :02-04-01-03
以上、新しいアミノサウルスジェルには味も含めて大いに期待していただきたいです。
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