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SNSの使い方

ツイッターはSNSではありません。交友を深めるのが目的ではないからです。ツイッター社自身が「SNSではない」「ニュースメディアに近い」と言っている通りです。ニュースメディアだけあって、知らない人の記事も読めるため、その告知の速報性は、災害や事故などの時にも威力を発揮します。

一方、FACEBOOKは最もSNSらしいSNSで、友人同志の近況報告に適しています。逆に速報性は弱く、場合によっては優先順位を下げられて記事が閲覧されないこともあります。

INSTAGRAMとYoutubeもSNSに分類されますが、その差は静止画と動画の違いではなく、共時利用と通時利用の違いの方が大きいです。

また文章を残したい人には、noteがありますし、短い動画にはTikTokがあります。

SNSは画像、動画、文字、情報といた媒体の違いで分類されますが、実際にはそれを利用する人の層の差の方が大きいです。それを意識して利用することが必要なのですが、それぞれの特性にあった使い方をしていない人もいるようです。例えばITなどに強い若いコレクターにアピールしたいならINSTAGRAMに作品画像をアップすべきですが、年寄りが多い旧来の美術ファンに見てほしいのならばFACEBOOKがいいでしょう。しかも知り合い限定がいいでしょう。ツイッターで告知するならば、イベントやニュース性が必要です。Youtubeならばレクチャー的な内容にしないと見てもらえないでしょう。

展覧会の告知をする場合の例でいうと、FACEBOOKで開催1ヶ月くらい前から開催告知を配信してある程度人数の見込みを立て、会期が始まったらツイッターでスタートしたことを知らせてリマインダーとし、INSTAGRAMで個々の作品をアップしてカタログ代わりに見てもらい、会場風景とともに作品解説を動画に撮ってYoutubeにアップすることでアーカイブする、というのが有効な方法だと思います。

無限の可能性があるかわりに、誰もまだやっていないので、やり方次第でエキスパートになれます。

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