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【美術ブックリスト】『長沢蘆雪「かわいい」を描く筆』金子信久
大阪中之島美術館(開催中〜12月3日)、のちに九州国立博物館に巡回する生誕270年展を開催している長沢蘆雪は「奇想の画家」の1人とされる江戸時代中期の画家。そのもう一つの顔は、子犬などのかわいいもの好きだったこと。柔らかく表現されたかわいい作品にフォーカス。拡大図を多用して細部まで探る。
ここまでが概要。
ここからが感想。
とにかく図版が大きくて、拡大して細部を見えるようにしている。
「かわいい」がテーマで、子犬、子ども、雀まではテーマ通りなのだが、後半の虎あたりから「かわいい」からやや外れていく。著者もこじつけと思われることを想定して解説しているところが正直でもある。
東京美術 B5判 144ページ 2700円
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