星槎道都大学卒業生 福田悠野さん 【番外 ステートメント演習3】 3 西村孝俊 2022年10月10日 00:31 ¥100 星槎道都大学美術学部デザイン学科を卒業し、現在は教職に就きながら制作活動を続ける福田悠野さんの希望で、ステートメントのブラッシュアップを行った。提出された第1稿に対して、3〜5問ずつの質疑応答を往復し、書き直してもらった。西村も例となる文を書いて今後の参考としてもらった。福田悠野さんの第1稿《萌える未来 Ⅱ》 (図版では見づらいが、花の間から子どもが姿をのぞかせている)【福田悠野 第1稿】〈タイトル〉癒しのほっぺを描く理由〈本文〉 見る人、そして描いている私自身の心が癒され、和む作品を描いています。幼い子どもをモチーフにする理由は、第1に、私自身子どもが大好きだからです。作品と作者は表裏一体だと考えているので、制作者である私が癒されていなければ、見る人を癒す作品は生まれない理屈です。 そして第2に、小さな子どもは誰が見ても愛おしさを感じ、癒され、和んでしまう存在であると考えるからです。それはきっと単なる愛らしい造形だけが理由ではなく、自分自身の幼い頃の記憶や子ども、孫、親戚等を思い起こし、或いは本能の段階で、生命の喜びや希望を感じるからではないでしょうか。 従って、見る人がそれぞれの思う“子ども像”を重ねられる様に、顔の造形等ははっきり描かず、子どもならではの姿勢や仕草、特徴を丁寧に描くこと、そして楽しさ、明るさが感じられる色遣いを大切にしています。(364字) ダウンロード copy ここから先は 9,560字 / 5画像 この記事のみ ¥ 100 購入手続きへ 有料マガジン ¥ 1,100 美術雑誌の編集と美術コンクール運営の経験をもとに、画家・美術家をめざす方が知っておくべき事柄をまとめました。過去にいくつかの美術大学で講義した内容に、書き下ろしの項目を加えています。 講義「アーティストになるための武器」 1,100円 過去に美術大学で講義した内容をもとに、画家・美術家になる方法を解説しています。ステートメント、CV、バイオグラフィーの書き方、ギャラリーの… 購入手続きへ ログイン #絵画 #美術 #アーティストステートメント 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート