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Spotifyのレコメンド

個人的には2010年代後半に、最も大きく生活を変えたのはSpotifyによるレコメンド機能による音楽体験であった。

レコメンドのアルゴリズムとしては、これ一択のような感触があるのだが他のプラットフォームで採用されている様子がない。

上記のpodcastを聴いて、このレコメンドがSpotifyにのみ部分最適されているのではないかという仮説を立てた。

Spotifyから音楽レーベルへの収益配分は、全再生回数に占める割合をそのまま採用されているらしい。

音楽レーベルとの力関係を考えると、Spotify側は大手の再生回数を減らすインセンティブがありそう。

これにより、Spotifyがマイナーな曲を積極的にレコメンドしているのではないかと考えられる。
レコメンド機能の骨格は、ソーシャルグラフを用いたものである。過去にあるアーティストの曲を聴いた人間は、別の曲を聞く可能性が高いという推論に基づく。

プラットフォーマーに対して個人は交渉力を持ち得ない。カニエ・ウエストでさえ、アカバンされる。
反対に流行っている個人はレコメンドしバズらせ、アプリ滞在時間を少しでも長くしようとする。

2023.03.14に追記

を参照するとtik tokがアプリ企画段階から、パーソナライズされたレコメンドが必要と考えられていたようである。

UGCコミュニティという文脈からであり、米国のSocial networkメインの構造とは異なる。

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