マウント フジサン
ふと家のトイレにかかっているカレンダーを見る。
5月の写真は福井県にある永平寺だが、そこには英語での表記もあり”Eiheiji temple”とある。
“ji”と“temple”が意味上重複していて違和感のある表現だが、すると中学校の英語の教科書に再三(?)出てきていた富士山もいつかは“Mt. Fujisan”になるのだろうか?うーん、しっくりこない。
でもこういう表現はけっこうある気がする。
最近見たものだと「近畿大学」の英語表記はKindai University, 昔はKinki Universityだった気がする。関西外大はなんとKansaigaidai University!
おいおぃ!と突っ込みたくなるのは僕だけ?
このあたりの話は、
関西大学学長
を
関西大学長
と言い換えてしまう最近の傾向にも関連しているような気がする。
どちらも、意味の切れ目がひと目では(例えよく見ても)わからなくなっている。
視覚的に見る分にはまだ良いが、口に出した時の違和感がものすごい。
口語と文語の性質に様々な違いがあることは認めるが、個人的には、口に出してしっくりくるものを採用したくなる。
あなたと私と私の周りにいてくれる人たちにとって小さくても何か有意義なものを紡ぐきっかけになれば嬉しいです。