日本の喫茶店は、入店と同時に時代をちょっと遡ることができる。
赤くフカフカのイス。
ちょっとくたびれたテーブル。
たくさんの年号を越えて、
たくさんの人を迎えたんだろう。
喫茶店はホッとする。イスとテーブルが、ベテランさんだから。どこかつつみ込まれるような感じがあるから。
もう一つの魅力。
喫茶店で食べる"軽食"。洗練された味がする。時代の流れとは逆に、ずっとずっと前から、大切に守られている味だからかな。
机に並べると、なんともいえぬ温かさがある。熟練された味は、心もお腹も満たされて、ホッとひと息。
そして、マスターが淹れてくれる凛とした味のコーヒーで、完璧。
長い間お店を守って、愛されることは大変なこともあったはず。時代は流れるけれど、変わらないものがある。
私は訪れる人として、
その良さを守っていきたい。
美味しいコーヒーをいただきながら、文章を綴らさせていただきます!