2y0m0d 鎌倉

娘が2歳になった。ついになってしまった。単純計算では365×2=730日も生まれてから経ったことになる。「〈まー〉の毎日を細大漏らさず書き残す!」との意気込みで始めたはずが、実際のエントリ数はその一割にも満たない結果(育児日記とかきちんとつけられてる人尊敬します)。

誕生日当日は鎌倉の鶴岡八幡宮に行ってきた。なぜわずか2歳の娘の誕生日の行き先に神社という渋いチョイスをしたのかというと、〈まー〉が妻のお腹にいることがわかった日、二人で鎌倉を旅行していたからで、三人になってお礼参りの意味を込めてここに来たのだった。

着いてみるとこの日はたまたま境内で流鏑馬が行われる日と重なっていて、朝の9時過ぎにもかかわらず参拝客が多かった。大石段をどうやって登ろうかなーだっこかなーと思っていたら、意外にも手をつないで歩いているそのままのペースで階段に足をかけ、もう片方の手を妻とつなぎ、囚われの宇宙人スタイルで一段ずつ一段ずつ、結局全部登りきってしまった。いつのまにこんなに足腰が強くなって(涙)下りは流石に危ないかなと思ったのでだっこしました。

お参りを済ませたちょうどその頃、リハーサルが行われるというので馬場のほうに立ち寄ってみた。さいきん〈まー〉は犬を認識するようになったようで、街で犬を見つけると「わんわ!」と指を差す。ただ猫を見つけても「わんわ!」なので、四足歩行の動物はすべて「わんわ!」なのかもしれない。そんな〈まー〉の目に馬がどう映るのかが気になった。

ところがである。馬の走るスピードがあまりにも速く、〈まー〉の目にはおそらく捉えられていなかった。もう一頭待ってみたけれど、結果は同じ。競馬場で言うところのパドックのような場所は公開されていなかったので残念、馬リベンジは今度牧場にでも行ってやろう。

次いで訪れたのは由比ヶ浜。海には入るには少し早いと思っていたけどサーファーはもちろん潮干狩りなんかをしてる家族連れがたくさんいて大いに賑わっていた。でも歩いているだけで十分楽しくて、〈まー〉はご機嫌ではしゃいでいた。ここから江ノ島にかけての一帯には「トビに注意」という貼り紙が目立ち、見上げれば悠々と翼を広げ風に乗る姿が無数にいる。さすがは猛禽類。でかい。そして近い。〈まー〉なんかガニメデ少年のごとく連れ去られてしまえるのではないかと思えるくらいの大きさがある。

〈まー〉が犬と並んで興奮するのが鳥で飛び立つ姿を見たときはもちろん、鳴き声を聞いただけでも空を指差し、鳥がいることをアピールしてくる。「とり」とか「ぽっぱ」とか「ちゅんちゅん」という言葉を身につけていないので指をさして「あー、あー、」とか言うだけなんだけど、これだけの数の鳥を一度に目にし、圧倒されてる感があった。

ひとしきりはしゃいだ後、〈まー〉の近くに3羽の鳩が降り立った。追いかけるのかと思いきや、なんと〈まー〉の方が怖がって逃げようとしている。捕まえて無理矢理近づけたらギャン泣きして暴れて妻のもとに逃げて行った。
よわw

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