2y4m23d　パパ友

以前書いた同じクラスの女の子を保育園まで歩いて連れてくるお父さん、
今朝の登園の後とうとう突っ込んだ話をすることができた。

 随分前から、彼が娘を送ったあと園と駅の中間にある喫煙所で必ずタバコを吸う習慣があること掴んでいたので、時間を合わせて普段は吸わないタバコを片手に罠を張って待っていた。 

ところがそのお父さん、後からやってきたのはいいけれど喫煙所には目もくれず駅の方へ歩いて行く。今日は時間なかったのかな、はずしたかなと仕方なく立ち去ろうとすると、再び駅の方からこちらに向かってきた。手には真新しいタバコの箱が。どうやら切らしていただけだったらしい。 

「タバコ、吸われるんですね」 

あらびっくりという体で話を始め、互いの仕事のこと、娘のことなどを結構長い時間語り合うことができた。聞けば先方も僕と話をしたいと思っていてくれたようで、話は弾んだ。タバコもたまには役に立つ。 

保育園に通わせる親というのはとにかく時間がないのが普通で、保護者同士があいさつ以上の会話をする機会はほとんどない。子育てのためだけに地縁のない土地に引っ越したせいで、ママ友・パパ友と呼べる存在が一人もいなかった僕はどうしてもそういう仲になれる人が欲しかった。

まだまだ「友」と言うにはぜんぜん浅いけれど、今度いっしょに遊ぶ約束をした。 

 うん、楽しみ☆