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おいも と おはぎ。

皐月の20日を過ぎた頃、オオクワガタの夫婦が我が家にやってきました。

ウチが飼うペットの命名権は、なぜかいつも妻です。今回もそんな流れで決まりました。

オス→おいも
メス→おはぎ

今年の2月に羽化(成虫)したので、まだ体が成熟しておらず、産卵(ペアリング)は来年でしょう。8月辺りには成熟してるかな。
おいもくんは66mm・おはぎちゃんは44mm。オオクワガタとしてはちょっと小型ですが、大顎の造形はカッコいいですな。産地は不明・累代CB。

我が家に来て2〜3日は、夕方や夜早めに出てきてエサ食べてました。1週間も経つと、24時間の内20時間位寝る→夜中から明け方に出てきてエサ→朝、飼い主に見つかると隠れるフローになってきました。しかし、いきなり事件です。

水曜日、おはぎちゃんが
飼育ケースをこじ開けて逃げました。

朝起きると、リビングに仰向けになって弱ってました。脚が弱くなって、瀕死の重傷です。飼育ケースから3メートル位、歩いて来たんでしょう。
だらしのないおいもくんに愛想を尽かしたのか、昆虫ショップにいる友達のカブトムシに会いに行きたかったのか。方向的に、近所の長岡天満宮に行きたかったのかもしれません。
寝起きの飼い主に発見・引き戻され、かなり弱っていることからしばらくプリンカップで集中治療です。

保護されて3日間は、もう今にも死にそうでした😢足があまり動かせず、すぐにひっくり返ってしまいます😢
おいもくんは、産卵木の一番気持ちいい場所で呑気に寝ています。全く気の利かないダメ亭主ぶりをいかんなく発揮。テレワークで在宅している自分も気をつけないといけません。

昆虫ショップに何件か電話するものの、水曜定休が多くて繋がらず。困った困ったコマドリ姉妹⤵️
飼育セットを購入した福岡の「虫吉」さんとなんとか繋がり、ゼリーと水を含ませたティッシュを与えて様子を見ることに。脱走だけでここまで衰弱するとは考えにくく、何か外的要因があるのではとのこと。
脚が脆く、何回もひっくり返りましたがその都度何度も起こします。痙攣も続いているので、水分を与えて手厚い看護にあたります。

そんな甲斐あって、3日目の金曜夜からゼリーを食べ出し、動けるようになってきました☝️オオクワガタの生命力を実感する、素晴らしいプレミアムフライデーです☝️
翌日はまだ安静にしてましたが、日曜夜には飼育ケースに戻しました。

飼い主に全く感謝することはなく、おはぎちゃんはそそくさと旦那の待つ産卵木の下に帰って行きました。とてもドライでクールビューティーな感じです。おいもくんは新婚6日目で、独身に戻るところでした。
明日は快気祝いで、高品質のプロゼリーをあげましょう。

今日から水無月。
おいもとおはぎの世界は、まだまだ続きます。

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