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ビジコン審査員でフィードバックすべきこと
ビジコンの審査員を任命さたけど、どんな方向性でフィードバックすべきか分からない!確認すべきポイントを押さえておきたい!という方に向けて、実際に審査員や、ビジコンの企画運営側、そしてビジコン出場の経験もしてきた私視点で「こういうスタンスでフィードバックしてほしい!」ということを備忘録的に残します。
※本記事は、アイデアレベルのビジネスコンテストを想定して執筆しています。
ビジコンの審査基準
ビジコンによって、審査基準はさまざまですが、下記のような基準が設けられることが多いです。
・需要性(課金してでも利用したいというユーザーニーズがあるか)
・市場性(利益が十分に見込める市場があるか)
・実現可能性(技術的に、人的リソース的に実現できることか)
・競合優位性(既存サービスや代替手段よりも優れている点)
・起案者の熱意(その人がやるべき理由など)
審査基準に合わせて審査するポイントも変わるので、そのビジコンの主旨や目的を運営に確認することが大切です。
例えば、アイデアの抜け漏れを指摘してほしいという主旨なのであれば、考え切れていない点を指摘して、どう改善すべきかのアドバイス。
まだアイデア段階でこれから検証していくフェーズのビジコンであれば、「どのように検証していくのか?」とか、「ニーズ検証はどのように行って、どのような結果を得たのか?」という質問を投げかける事で、思考の深堀りができるのと、考えていない場合は登壇者自身に気づきを与えることができるのでお勧めです。
確認すべきコト
下記に、プレゼンを聞きながら確認すべきことと、分からない場合に質疑応答すべきことをまとめます。
・顧客と課題が明確か?
・課題に対するソリューションは適切か?
・仮説検証結果(このアイデアが上手くいく!と思った根拠)
・ビジネスモデル(誰から何料としてお金を得るのか?)
・UVP(競合サービスより優れている点)
フィードバックスタンス
個人的に、ビジコンでフィードバックするときに大切だと思うのが、「この審査会を受けて、登壇者たちが一歩踏み出せるアドバイスをすること」だと思っています。
抜け漏れている点や、陥りやすい落とし穴などを指摘してあげることはとても重要なのですが、それ以上に、また今日から頑張ろう!と思えるような気持にさせてあげることが大事だと私は考えています。
というのも、新規事業に正解なんてものはなくて、審査員的にこれは上手くいかないだろうなあという評価であっても、起業家の熱意で改善して、伸びるビジネスになるケースも沢山あります。
なのに、ネガティブなフィードバックばかりして、起案者の熱意を覚ましてしまう審査員も多々いるなと、悲しくなることがあります。(審査員の発言でやる気が下がるような起案者はそもそも伸びないという意見もあるとは思いますが、できれば頑張る気持ちを伸ばして上げれる審査員になりたいですよね。)
なので、まとめると
「間違った方向に進んでいたら軌道修正する」
「諦めない心を燃やす」
この2点の視点を持ったスタンスで、フィードバックすることが重要だと思うので、そのようなスタンツの審査員が増えたら本望です!
新規事業プレゼンの創り方はこちら
新規事業アイデア審査会で見られるポイントを網羅した新規事業テンプレを下記の記事に掲載しているので、プレゼンに登壇する側の方はぜひご活用ください!
それではよいプレゼン&フィードバックを!🍀