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私がヘルシーラボ事業に挑戦する理由

こんにちは、近畿大学薬学部出身で、薬剤師の免許を持ちつつNEWRON株式会社という商品開発や販促施策を行うマーケ会社を経営している西井香織です。

このNEWRONも早3年経ち、遂に4期目を迎えました!
4期目スタートにつき、 #ヘルシーラボ というヘルスケア領域での新規事業に挑戦することを決意。

ヘルシーラボヘッダー

今回はこの、ずっと挑戦したいと温めてきた #ヘルシーラボ 事業について、WHY「何故やりたいのか」を書きたいと思います。

きっかけは薬学部での糖尿病研究

私自身、幼少期からデブでいじめられるくらい太りやすい体質で、体系に関して根深いコンプレックスを抱いていました。
そういった背景から、薬学部での研究では、肥満と密接な関係のある糖尿病の研究を専攻し、太りにくい食生活などについて独自に調べていました。

糖尿病の原因の一つとして、食後血糖値の急上昇が挙げられるのですが、白砂糖や白米、小麦粉などの精製されている糖質の高い食品がそれを引き起こすとされています。
それを知ってからは、普段の食生活では糖質オフにするため、白米やパンは極力食べなかったり、米を食べたいときは玄米のものを選んだり、お菓子も白砂糖が一番初めに来るもの(材料の含有量が多い順に表示される決まりになっています)は食べないようにしています。

そうすると、コンビニなど手軽な場所で買えるものがほとんどないという課題に直面。私は普段コンビニでお昼を買うとき、毎回裏の使用材料を見てから購入するのですが、大体の食品には糖質が大量に入ってたりしてなかなか購入できず、20分くらいコンビニで悩むことも多々…(友達と一緒に買い物に行くと、「遅い!」と怒られます。苦笑)

まだご飯は、とりあえずサラダとチキンを選べば糖質を回避できるのでどうにかなりますが、人とご飯に行くときはそうはいかないし、
食後どうしても食べたい衝動に駆られるスイーツは、自分へのご褒美としてや、午後の仕事も頑張ろう!と気合を入れるべく購入したいものなのに、砂糖たっぷりのものを食べようものなら、食後は気怠さと罪悪感でいっぱいに…

食は毎日必要なコトなので、日々課題に感じつつもどうしようもなく、薬学の知識を活かして何か取り組めないかと悶々としていました。

予防医療推進と、現代の食生活の乖離

糖尿病などの生活習慣病を防ぐために、国として34億という予算がかけられています。それにも関わらず、手軽に買えるコンビニなどで置かれている食品の多くは糖質が高く、白砂糖まみれのお菓子が並んでいます。

特に、白砂糖は中毒性があると言われていて、食べるとまた食べたくなってしまい、摂取し続けることでイライラしやすくなったり、うつ病などの精神疾患の原因にもなっているのではないかと示唆される臨床結果も。(下記事参照)

皆さんも、甘いものを食べた後にボーっとすることはないでしょうか。あれも血糖値の急激な上がり下がりが原因となって起こります。

糖尿病の研究をすればするほど、白砂糖や糖質の多い食品が怖くてあまり食べれなくなります。

でも、食品メーカーの企業利益を考えると、安価な白砂糖を大量に入れ、甘くて美味しく中毒性のある食べ物を作った方が売れるので仕方ない。国の方針と、企業利益が乖離してしまっているのです。
どうせなら、ヘルシーな食品開発と販売に予算をかけて消費者が安く購入できるようにすればいいのに…と、切に思います。

病気になってからでは手遅れ

糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、発症してからは治すのが難しく、薬漬けの毎日になります。
ちなみにこれが糖尿病患者が飲む薬の種類の一部です。めちゃめちゃ多い…

糖尿病薬

毎日たくさんの薬を飲まないといけないので、時には服薬の仕方や量を間違えて死に至ることもあります。そりゃこんなにたくさんあって毎日飲むってなれば、間違えたり、服薬拒否したくなりますよね…

このように、生活習慣病は治すのが難しいからこそ、病気になる前の普段の食生活からヘルシーにしていかなくてはいけないのです。

しかしながら、予防医療推進の取り組みと、実際売っている食品が乖離してしまっている。この社会課題をどうにかしたい!そう思って始めたのがヘルシーラボ事業です。

でも、こんな大きな社会課題、ちっぽけな私がただ糖尿病の研究してたとか、薬剤師の資格持ってるくらいのスキルじゃどうにもならないと諦めていました。

「きっと、どこかの大手食品メーカーや広告代理店がタッグを組んで、ヘルシーな食品がコンビニにたくさん並ぶ世の中を創ってくれるだろう。」
そう思い続けて約10年。
いま世の中にコンビニに並んでるのは、トクホの特茶や、企業のマーケティングとして作られている機能性表示食品、そしてナチュラルローソンにロカボ(低糖質)なパンや、低糖質のスイーツが少し並ぶくらい。

でも結局これって、健康を意識してる人にしか購入されないし、体にいいものは高くて不味い。そんなイメージが根強く着いてしまっているので、いま健康的な人は買わないんです。
症状がでてきてからでは遅いのに…

美味しくヘルシーなブランドを創る

では、私に何ができるのか?

現在、ヘルシーラボでは美味しくてオシャレなヘルシースイーツの開発に至りました。
ここに辿り着くまでは、
美味しくてヘルシーな食だけが集まるECや、
食ロスになったヘルシースイーツの定期便、
企業のヘルシーな新商品が味見できるヘルシーBOX、
誰でも食品開発できるクラファン などなど、
様々なビジネスモデルを試行錯誤し、ユーザーヒアリングを繰り返し、ピボットしまくったのですが、
まずはお菓子販売を通して、私と同じような課題を抱えている消費者と繋がり、リアルな声を食品開発に活かせるプラットフォームを形成するとことから始めることにしました。

その第一弾スイーツとして、白砂糖の代わりに、糖の吸収を抑え、血糖値上昇抑制効果が期待されているメープルシロップを使った洋菓子を製造中。

このメープルシロップの研究をしている近畿大学薬学部の教授にアドバイスを頂きながら、レシピ開発に奮闘し、やっと今秋に発売予定です。(下写真はヘルシーラボスイーツ第一弾の、メープルシロップを使った菊芋フロランタン。開発までの経緯はこちら

菊芋フロランタン横長

菊芋フロランタン一口サイズ+紅茶(光調整)

今後も、このような薬学研究や、イヌリンなどの最新の健康素材を活用し、見た目も味も美味しいヘルシースイーツを開発してゆく予定です。

カラダも社会もヘルシーに

販売は、ECと百貨店での販売を予定しており、ECでは完全予約販売制度を取ります。(ECは近日公開予定)
というのも、ヘルシーな食品は保存料などを入れれないので賞味期限がとても短く、そういった理由からもなかなか流通しづらいという問題がありますが、予約販売の形をとることで、出来立てほやほやの食品を消費者に届けることが出来るのです。
そして、社会課題に挙げられている「食品ロス問題」を防ぐ観点からも、「注文された分だけ製造する」という、そもそもロスを産まないような食品製造の在り方を波及してゆきたいと考えています。

近年、エシカル消費というエシカルなモノを購入する現象が話題になっていますが、ヘルシーラボの今後の事業展開として、エシカルな消費を好むミレニアム世代に向けたマーケットプレイスを形成してゆきたいと目論んでおります。


CAN(出来ること)からWILL(やりたいこと)へ

当初は、お菓子ひとつで変えれることってちっぽけだし、toB事業の経験しかない私が薄利多売な菓子販売業なんて、ビジネス的に成功させるのは難しいと思い、なかなか踏み出せませんでした。

けど、何もできないと足踏みするくらいなら、とりあえず何かアクションを起こし、小さな行動からでも、そこから生まれる何かを積み重ねることで、社会課題解決に寄与したいと思い、始めることに。

出来る出来ないじゃなく、挑戦することで、きっと何かが変わるはず!
そう信じて、活動しています。
バカなりに、足を動かす!挑戦する!それだけが私の取柄です。(笑)

そういった背景からも、ヘルシーラボのブランドコンセプトとVISIONには「挑戦」が取り入れられています。

【ブランドコンセプト】
Health leads to Challenge.
 健康だから、挑戦できる。

【ブランドVISION】
ココロもカラダもヘルシーに、挑戦する人を増やす。

人は健康であるからこそ、新しいことに挑戦できます。そんな、挑戦する人を食から応援できるプロダクトを創りたいと考えています。
健康は失ってからしか気づけないもの。だからこそこの商品を通して、健康を言い訳に、挑戦する人を増やしたい。

私もこの新規事業に挑戦するにあたり、毎日課題ばかりで、身体的、精神的共に辛くなりますが、その度にこのヘルシーラボのコンセプトに立ち返ることで、「楽しくチャレンジしていこう!」と奮い立たせてくれます。

今までNEWRONでは、出来ること(CAN)を主軸に事業を進めて来ましたが、ヘルシーラボを通して、やりたいこと(WILL)にチャレンジしてゆきます。


消費者のヘルシーニーズを見える化する

この「予防医療推進と、現代の食生活の乖離」という大きな社会課題を解決するには、もっと世の中にヘルシーな食が必要だと考えている共感者が必要です。
そもそも白砂糖が安価なのはヘルシーな甘味料よりも需要があるから。(ちなみに今回白砂糖の代わりに使用しているメープルシュガーは、白砂糖の10倍の値段でした…)
消費者のヘルシーニーズが上がり、ヘルシーじゃなければ売れない!という社会になれば、おのずと食品メーカーもヘルシーな食の開発に力を入れてくるでしょう。とても長い道のりではありますが…

なので、ヘルシーラボがすべきこととして、ヘルシー志向な人たちのコミュニティ作りをしてゆきます。
ぜひこの考えに共感してくださる方は一緒にこの課題を解決してくれる共犯者になってください!

共犯者を募集中!

この課題感とVISIONに共感してくれる仲間を募るため、共犯者とつくる、ヘルシーラボコミュニティをLINEオープンチャットで立ち上げました!

ここでは、手軽に購入できて、美味しいのにヘルシー!という食品をシェアし合っています。私と同じ薬学部出身の研究者と共にコミュニティを運営しています。Instagramも運用中!

ヘルシージェニック紹介画像

興味のある方はぜひご参加頂き、美味しくてヘルシーな食品を見つけた際には、その商品と、成分表示(使用材料やカロリーなどが記載されている表です)を写メってシェアしてください!


ブランドデザイナーを募集!

そして現在、ヘルシーラボのブランド全体のデザイン設計ができるデザイナーの仲間を探しています!

その理由として、
前述のとおり、従来のヘルシースナックのパッケージは健康訴求しすぎていて、顧客側は「美味しくなさそう…」と嫌厭してしまいます。
そんな見た目でも購入する人たちは、好きで購入するというより、「カラダのためにこっちにしておこう…」と、ネガティブな気持で購入する人のほうがほとんどでしょう。それだけでもストレスが溜まってしまします。

だからこそ、ヘルシーラボのMISSIONには「健康食品のUX向上」を掲げており、好んで食べていたら結果的ににヘルシーだった!という世界観を創りたいと考えています。
そのためには、見た目も、美味しさも妥協できません。

この理想の世界観に共感してくれ、私と二人三脚で、ブランドデザイン設計を考えてくれるデザイナーの方を探しております。
もし興味を持ってくださった方は、下記、私のFacebookまでメッセンジャーにてご連絡ください!


さいごに:ロゴデザインに込めた想い

ヘルシーラボのロゴに含まれている「&」の文字は、コラボするという意味を込めています。

ヘルシーラボ正方形ロゴデータ

大きな社会課題だからこそ、1企業ではなく、共鳴してくれる企業や組織とコラボすることで、市場にヘルシーな食品を増やしてゆきたいと考えております。

ヘルシーラボに興味を持っていただける企業さんは、ぜひ下記メールアドレスまでお問い合わせ頂けますと幸いです。
k.nishii@new-ron.com (※西井直通メールアドレス)

一緒に、カラダも、社会もヘルシーにする、エシカルフードを世の中に増やしましょう!

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