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庭の剪定(2023)

ここのところずっと、
私は庭の剪定に夢中である。

サツキとツツジが咲き終わりつつあるので、
私の毎年の恒例の剪定をする時期になった。

サツキとツツジは
花が終わったら次の花芽をすぐ作るらしいので、
今が剪定の時である。

今を逃すと次の花芽を切ることなるから、
来年の花がずっと数が少なくなり
さびしいものになってしまうのだ。

それに剪定が先になると
庭木に蜂が巣作りにやってきて危ないし、
蛇がこない間にとも思うのである。

我が家の庭は結構立派なものである。
父が道楽でお金をかけたのである。

父がいた頃は毎年ちゃんと庭師さんに
当然剪定してもらってた。

我が家の庭は結構大きく、
庭師さん3~4人がかりで四日以上かかってた。
結構なお値段になる。

父が亡くなって私は、
お金もないし、
庭に想いもなく、
どうだっていいやと思ってた。

そう思ってたけど、
以前、住宅リフォーム時に来てた職人さんに
えらく立派だと褒められて、
こんなんじゃあ勿体ないとひどく言われたもんだから
私は庭の手入れをやる気になった。

やる気にはなったがお金はない。
でしゃあない、
自分でやることにした。
なんとなくでいいじゃん!って。
とりあえずで。

私は跡取り娘である。
庭の剪定ならダンナに頼めば?って思うかもしれないが、
ダンナは何も考えない人である。

私がウーンウーンとどこを剪定すべきか考えこんでいたら、
ダンナは切りやすいとこ切れば?と言う。
ダメだ!
ダンナに私の庭はさわらせない。

それで私は私がすることにしたのである。
それでも、我が庭の頭に描く絵はあったので、
私はいろいろ考え調べてやってみた。

庭は生きてる。
切ったまんまではなく、育っていくのだ。
すったもんだでもやってるうち、
これがとても面白くなった。

けれど我が庭はちと広すぎるのである。
一応終了になるまで時間かかりすぎである。
ずいぶん疲れる。

しばらくほったらかしてもいたので
育ちすぎで、
手におえず途方に暮れること度々だった。

ご立派な石も置いてはもあり、
育ちすぎた庭木が覆い隠している。
まずいだろ??と考える。

初心者は枝を思い切って切れないものである。
失敗して枯れてしまう可能性もある。
枯らしてしまったら、
ますますまずいだろ??

剪定は木の種類によって
仕立て方が違い剪定の仕方も違う。
様子を見ながらおっかなびっくりの毎年の剪定であった。

それでももう父はいないので、
ちんちくりんでも文句言われるわけでない。
私のやりたい放題である。
もちろん見た人に笑られはするが、
そのうちそのうちね~とね。

ぼうぼうの庭木が少しすっきり。
風通しがよくなると、
こちらも気分がいい。

風通しは大事である。
風通しが悪くなると毛虫が大発生するし
木々の元気もなくなるから、
やっぱ頑張らないとねって思う。

そうやって庭仕事をしてると、
どうでもよかった我が家の庭にも愛着がわく。
我が家の緑、私の好きなものになっている。

大変なんだけど。



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