にじさんじ甲子園2023-7「熱戦を乗り越えろ。」

快盗学園、抜き去れ。

一際助走をつけてAの他校を抜き去っていった快盗学園。夏大会もベスト8と十分だったものの、秋大会はそれを上回る戦果を見せる。魔物によるエラー誘発と打線のつながりによる得点力に合わせ、積極的な盗塁の仕掛け、一年エース卯月による力投、監督のピンチ時の継投策によるリリーフ長尾景の登板がいい方向に響くなどもあり、接戦を勝ち取る展開で秋の県と地区大会を全勝、全国区となる神宮大会は惜しくも未勝利に終わったが、前回の第3回も含め史上初の1年目神宮大会出場となり、春甲子園も確定と他校を一気に上回る成績となった。

春甲子園も2勝と十分な戦果を上げ、新入生も転生西純矢なども合わせて一気にAの注目筆頭候補へ躍り出る。
今年も圧倒的な機動力は旋風を巻き起こすのか。

夏は惜しくも県大会一回戦でエース卯月の序盤の被弾による悔しい敗戦でストップしたかに見えたが、世界へと羽ばたいたエースの進化にさらなる期待が秋に持ち越された。

戦績の向上は圧倒的な成長に結びつく。
2年となったエース卯月はすでに勇者育成高校のナリと肩を並べるほどのエースに。フライボールピッチャーとなった点などの懸念はあるものの、キレ○などの取得などもあって圧巻とも言える投球を見せる彼の背中は偉大である。転生西(純)となった白雪巴が後続に続くことやアベヒ、キャッチャーB持ち(ムード×)のシェリン・バーガンディの加入もあり、4月以降も安定感を増している。
さらに、日本代表入りとなり、世界大会では最優秀防御率による強心臓取得が弱点をカバー。進化したエースが更なる勝利をもたらすか。

機動重視の育成もあり、目を引くのは圧倒的な走力。既に2年生6人の走力はBやAなどに乗り、攻守に活きるチャンスが増えている。ショートで活躍する三枝明那は打撃も好調でチャンスFに上がり、走力極振りの極致へと至るルイス・キャミーも何故か打撃で成績を残すなど好調。

フィナーナ・竜宮、ぽむ・れいんぱふの両威圧感持ち野手も入り、宇佐美リト、伊波ライの同期2人の代打枠への期待も高まる。

熾烈すぎる夏大会、各地総集編。

勝負の2年目とも言える夏大会の予選。
各地の熱戦は熾烈を極め続けている。

王立ヘルエスタは夏大会でも激戦となる中、覚醒した3年中嶋が先発、中継ぎ、外野と毎試合ごとに東奔西走の如く活躍し続け、毎試合の接戦を凌ぐような形で夏大会を勝ち進む。安定感を増す2年アンジュ、魔使のバッテリーにも期待が持てる中、初球⚪︎、粘り打ちなどで着々と出塁率を上げて撹乱による自分の仕事をこなす周央サンゴなどの活躍も光る。アイク・イーヴランドなどの一年生も途中出場ながら守備固めなどで出場。
後半も格上との点の競り合いを魔使、フレンのホームランなども飛び出して制し、最後もサヨナラ勝ちとなった決勝で自身初の2年目夏甲子園出場となった。

初期値の低さや総合力よりの育成なこともあり、ややカタログ的には劣る部分もあるものの、攻守両面で補い合うような野球による勝利の掴み方で決して容易くはない静岡県予選を勝ち抜いたことは絶大なるアドバンテージとなりうるだろう。

しかし、それを現状上回るのがにじさんじ高校。

にじさんじ高校の夏は大躍進となり、先輩陣のメンバー入れ替えもあり打線が安定性を増し、昨年冬に対左をやや克服した(対左打者E)葛葉の投球がさらに敵チームを圧倒する中、1年生スカウト組のミリー・パフェや2年生となったラトナ・プティも打撃面で好調。接戦となった2回戦もスクイズでサヨナラ勝ちをもぎ取った。その勢いのまま勝利を重ね続け、甲子園進出。
格上相手に葛葉の安定感と打線の躍動は凄まじく、着々と勝利を重ね続けてついには史上初2年目夏甲子園優勝と名門入りという快挙を成し遂げてしまった。葛葉もその後日本代表に先輩と共に派遣され、MVP取得による強心臓取得ががかつて落ちた対ピンチをカバー。既に星評価は800越えと他を圧倒する。秋以降もその勢いは止まらず、舞元力一、プティ、ミリーなどの野手陣や威圧感を取得したりりむなどの主軸による動きもあり、援護をもらった葛葉は更なる勝利をもたらし、神宮大会まで駒を進めている。昨年の自身の高校、さらには神速を凌ぐ軌跡が作られてしまうのか。

勇者育成はまさかの2年連続で決勝進出。
エースであるナリの毎試合ごとの力投で少ない失点に抑えつつ、ここぞというタイミングで打線は復調と接戦や逆転を見せ続ける。準決勝では直近の試合で引き分けた相手にでびでび・でびるによるスクイズでサヨナラ勝ち。
打線面では葉山舞鈴がパンチ力のある打撃を見せながら守備面でも安定。やや湿っていた先輩2人の打撃も試合を重ねるにつれ終盤での執念を見せ、勝利に貢献する。決勝も接戦を制して甲子園へと駒を進める。残念ながら一回戦敗退となったものの、夏の戦果の中でエースナリが日本代表入り。ベストナインを獲得し、ステータスも伸びを見せる。秋大会も昨年を吹き飛ばす地区大会進出に、夏春連続の期待もかかる。

まめねこ工科も甲子園進出と躍進。
予選では笹木咲の好投に応えるように東堂、小野町の二遊間などで好守を見せる野手陣。さらには、打撃面でもチャンスAとなった加賀美ハヤトを含め、大量得点を取りながらの勝利など圧倒する場面を見せ、着実な成長に結果が応えていく甲子園出演決定に、更なるに期待がかかる。

横須賀流星も激戦区を昨年同様にベスト8まで駒を進める。
初戦こそ圧倒的な打撃が大量得点を生み出したものの、それ以降は残塁が多く接戦に。特に3回戦は延長12回にもつれ込む大熱戦となり、9回に登場した花畑チャイカが毎回ランナーを出しながらも無失点で切り抜け続け、最後はアルバーン・ノックスの決勝タイムリーでサヨナラ勝ちとなる。

長打力と内外野へのユーティリティ性を併せ持つVOX AKUMAを中心に、打線の破壊力は随一。正一塁手に収まり、得点圏でもそうでなくともアベレージヒッターで打ち続けるシスター・クレアなどの2年生に加え、足の速さもありスタメン入りながら打撃好調の虎姫コトカ、公式戦で正捕手として出場しながら打率6割越えと存在感を見せ続けるソ・ナギと野手陣のタレントも多い。

県大会はベスト4で終わってしまうものの、強豪相手に打線は競り合いを見せる分、この秋以降の投手力向上に期待したい。

虚空学院、踏みしめる一歩。

一年目は重苦しい立ち上がりとなった虚空学院。一年目夏は魔物を切りながらも泥仕合による15点以上の点の競り合いに地力の差で負けてしまい、秋でも格上に敗れるという結果で公式戦未勝利に終わる。
しかし、冬以降に特訓面での上振れを見せ、ギルザレンに守備職人や、エース天宮にキレ◯、対ランナーなどがつき、先輩投手も覚醒と好転材料が多い中、2年目に期待したい。

コーヴァス、加速なるか


一年目秋大会は地区一回戦で惜しくも敗れたコーヴァス。進化を目指す冬は更なる上振れを見せ、叶にアベレージヒッターやムード◯、さらに正捕手セレンにキャッチャーAと躍進。大幅なバックアップを見せる中、天才肌投手ローレンも青特などでの上振れを今後引けるかが今後の命運を占いそうだ。

VR関西、勝負の3年目へ。

既に2年目の後半に突入するVR関西。夏は格上の強豪に勝利するなどの好材料はあったものの3回戦で惜敗、秋大会も同じ相手に初戦敗退と着実に成長するチームを大阪という魔境が苦しめる。
ただ、接戦を作り続けるなど、決して通用していないわけではない。既に中堅に上がるなどの躍進を見せ、選手も特訓などで強特能をつけている。過去の育成でも3年目でいちばんの好成績を見せているVR関西。ここからまだ、彼女たちの追い上げは続く。

守りの面での躍進が続くVR関西。夜見れなはさらに奪三振、勝ち運を獲得してさらに正統派エースへと成長を見せる。負けじと月ノもキャッチャーAを取得し、逆境◯などの特能も獲得とVR関西の柱として安定感を増す。
2年生エナーも投手威圧感獲得と確実に強さを増す投手陣とバッテリーに対し、打撃や得点力がどこまで3年目までに躍進を遂げられるかにチームの行方が懸かっている。

展望は長くなりそうなのでまとめて別枠に書きます。


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