グラウンドゼロについて


20190803

グラウンドゼロという曲を作った。

此岸は、戦場だ。奴等は首斬の折を、死活の活を、虎視眈眈と狙って待つ。僕等にはどうしても果てが有り、僕等にはあまりにも時間が無い。

砂漠と謳われたこの場所で出来ることは、何だ。脚色で作られた表彰台の上から砂漠を見つめる。果たして僕の音楽は正式に、正当に、音楽か。初音ミクをプロデュースする為の音楽か。陳腐な難しい言葉を並べる為の音楽か。ペンライトと黄色い声援の為の音楽か。答えるのは容易いが、考えても然し、ここから降りる勇気は無いな。そんな自分と、偽物や二番煎じと言う声に何だか腹が立ち、何処か哀しく、何処か納得をする。僕はその散弾銃で彼等を撃ってしまおう、と思った。これを扱うような音楽家になってやろうと。それがグラウンドゼロという曲です。

片足を踏み出せばもう片足を攫われるような、浅ましい循環を繰り返すつもりは無い。増して、値下げをするつもりも無い。その必要は無いと信じる。

僕の音楽が好きと言っていただける方が少しでもいるなら、その方へ出来る全てを紡いでいこうと思う。

今後とも応援宜しくお願い致します。