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漠然で鮮明な夢


入社後何をしたいですか?

「海外で働きたい」

である。

海外で働くことが私には必要なのである。
この結論に至った理由を私の夢と共に説明する。


夢と焦り

小さい頃からドライブに行くと、
「これはパパが作ったんだよ」と
商業施設やマンションを指して自慢げに話す父
(不動産ディベロッパーなのだが)
そんな父の姿をみてきた。

そんな父は仕事に誇りを持っていて、
まるで天からの使命が仕事であるかのようで、
カッコよかった。

花が生涯をかけて美しい花を咲かせ
次の世代へと命をつなぐ使命を果たすかのような

こんな風にカッコよく働きたいと憧れた

これが今の夢に直接繋がっている

けれど、自分の使命が何であるかは全くわからなかった


就活を期に自分の使命(=やりたいこと、ビジョン)を一生懸命考えた。

なんとなく具体的なビジョンがある方が会社に評価されるから、
面接では必死にビジョンを語っていた。

だから、内定をいただいた後も悶々としていた。

同期たちが具体的なビジョンを語る姿は、
すでに自分の使命を見つけたかのように見えた。

やりたいことが見つからない自分と比べて、
圧倒的にリードされているかのように感じて心から焦った。


人事部のメンターさんとの面談で、
ビジョンについて聞いていただける機会があった。

その時言われた言葉でハッとした。

「一般論を並べているように聞こえる」

ちゃんとしっかり考えたつもりではあったから本当に驚いた

今考えるとやはり焦ってたんだろう
その時人事さんにお話しした内容はあまり覚えていないほどだ


焦りの原因

私は本当に、他人の価値基準に依存していたなと。

”自分のやりたいこと”と”人から評価されそうなこと”が
すっかり混同してしまっているほど、
自分軸が無かった。

無意識のうちにまで、人から評価される選択をしている自分に
がっかりした。

自分軸を持ち、自分の価値基準を持つことで、
自信や想いが生まれる。
自信や想いが使命感につながる。

私の焦りの原因は、

具体的な夢がないことの前に
自分軸が無いというもっと根本のところにあった。

だから私は自分軸を持つことから始めようと決めた。


自分軸の構築

自分と向き合い自分の変えたい部分、原因を分析した。

そして習慣を変えることから始めた。

自分軸を持つことに慣れるために、
起床時間みたいな小さなとこから、こだわりを持って生活をしてみたり。

自分で自分を評価できるように、
資格取得や筋トレなど、小さなPDCAを回すようにしてみた。

意識し始めて半年ほど。
少しづつだけれど自分軸を持って生活している実感が湧いてきた。
(ついでにすこぶる健康体になった。)


でもどうしてもクリアできない課題があるのだ。


だから私は海外に行きたい

どうしてもクリアできない一番の課題は、

”日本にいる”ということだ。

「出る杭は打たれる」
「空気を読む」
「遠慮・謙遜の美徳」

もはや人と違うということが悪みたいな風潮まで感じる。
日本にいると他人軸依存で生きる方が楽なのだ。

他人の目が気になる、日本人すぎるほど日本人の私が
日本の価値観に監視されている限りは、
根本から他人軸を脱するのは無理だと判断した。

自分の意見をはっきり言わないと生きていけないような
全く違う環境に身をおきたい。

海外に行きたい

さらに海外でビジネスとなれば殊更試練だ。

だが、それ以上に自分を変えたい。

だから私は海外で働きたい。


最後に

今でも、
「提出課題(このnote)はそれらしく具体的に書いた方がよかったかな」
「これでは人事評価落ちてしまうかな?」
という考えもよぎってしまう。

それに正直
"自分の使命を見つけ働く"
というビジョンに対するアクションプランが
”海外に行こう”
で本当に正しいかはわからない。


けれどこれだけは自信を持って言える。

「自分の使命を見つける」というビジョンは
漠然としているが、
本当に心から叶えたい夢だ。

「使命感を持ってイキイキと働く」

これは漠然なんかじゃない、
鮮明な夢である。


漠然としているけれど、
漠然としているからこそ、
どんな仕事でも自分の夢に直結していると捉えることができる。

誰よりも何事も全力で取り組めるのだと、
前向きに考えてみようと思う。

だから今は

「海外配属」

これをまず最初の目標としてやりぬく。


海外事業部は狭き門であること、
そのためには評価されるような成績を残すべきことも聞いた。

現時点で私の研修の成績は全く目立ったものではない。
その上具体的なビジョンもない。

けれど、そんなコンプレックスは
自己肯定感の低い私にとっては武器だ。

自己肯定感は低くても、自己否定だけはしない
これが私のポリシーである。


後悔のないよう目の前の課題から向き合う。
漠然で鮮明な夢のために。


ワクワクが止まらない。






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