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無敵

無敵の一歩手前まで来たのだと、新曲を聴いた瞬間に確信した。

わたしもまだ見たことのない景色。

他の追随を許さない王者のみが目にする景色。



もう誰にも止められない、本人たちにすら歯止めが効かない程の圧倒的な輝き。
歌もパフォーマンスもビジュアルも、何処をとっても常に最高を更新していく。
時に恐ろしくなる程に、"無敵"になった13人がきっともうすぐ現実のものになる。

逃げられないし、逃してはくれない。



思い返せば、デビュー曲の時から心臓を掴まれていたんだ。

イントロ5秒で「最高だ」って分かる曲。
まるで初恋の、甘酸っぱさや爽やかさを切ないほどそのままに歌った曲。


セカンドアルバムは早くも決定打だった。
2枚目であんなにも天才的な曲を世に送り出せるなんて。きっとあの時から、トップへの道は確かに手応えのあるものだったんだ。
本人たちは幾度となく眠れぬ夜を乗り越えて、掴めそうで掴めないんじゃないかって怖がったかもしれないけど。わたしは1ミリも疑ったことはないし、揺るぎなく絶対的な13人の才能と努力に幾度となく惚れ直してきた。


そしてジョンハンさんが髪の毛を切って、季節が変わって、発表されたイェップダ。SEVENTEENが歌う、恋の3部作の締めくくり。(アジュナイスも入るかな、笑)
恋をして、君を見るだけで堪らなく嬉しくなって、ついに告うんだ、って。
初めて1位を取ったとき。あの震えた声や、止められなかった涙が、どうしようもなくかっこよくて愛おしくって堪らなかった。


4枚目のアジュナイスはわたしの誕生日に発表された。これまで生きてきた中で間違いなく最高の誕生日プレゼントだった。
センターで弾けるように踊るジュニの姿が大好きな曲。
あれから何度も夏を運んできてくれたね。


BOOM BOOMは正直、「SEVENTEENっていうより、K-POPっぽい曲だな」と思った。
最初はあまりハマっていなかったけれど、コンサートを重ねる度にどんどん好きになっていった。ハルコンで聴けた幻のBOOM BOOMは一生忘れない。


うごしちはYouTubeの再生回数が億の位に達したね。代表曲のひとつなんだろうな、と思う。
SEVENTEENとしての1つの区切りを感じた曲だった。


THANKSは特別な曲。本人たちも、ファンも、同じ認識だと思う。
わたしはこのとき、少しSEVENTEENから離れたところに気持ちがあって、すぐに聴くことができなかった。
そんな時期もあったな、と今では思う。人生なのだから、その時々で自分にとっての温度感を掴めていればいいのだ。こういう波に揉まれて、最近やっと「アイドルのオタクでいること」が自分にとって無理のないことになってきた。


CLAPは衝撃だった。正直に言うと好みどストライクではないのだけれど(わたしの好みはアッキンダ〜イェップダです、分かりやすいでしょ)、好きとか嫌いとか、そういうもの全部を簡単に吹き飛ばしてしまう。圧倒的だった。
ああ、止まらないな。って思った。
コンサートで歌われると思わず後退りして、泣き出してしまう曲。


そして遂に去年、夏がもうそこまで迫った季節にSEVENTEENは日本デビューした。
同期のTWICEはずっと早くにイルデしていたので、ファンとしては「"遂に"この時が来たか」という気持ちだった。個人的にはベストタイミングだったと思う。物事は早ければ良いというものではないから。それぞれの適切なタイミングを見極めることが肝なのだ。その点においてはプレディス、最適解を選んだと思う。
(本音を書くと、好きなアイドルには急いで遠くに行ってほしくないタイプなので「イルデしなくてもいいんだよ」という気持ちも少なからずあった。)


同じ年の真夏にリリースされたのは、"どうしようもない"恋する気持ちを歌ったOh My!
思わず「おかえり!」と叫んだ。この感覚、ファンならきっと分かってくれると思う。
イェップダ(アジュナイス)までの初期に顕著だった、"甘酸っぱさ"をとろとろに煮詰めたような歌。SEVENTEENにしか生み出せない音楽。
わたしはせぶちのこういうところに心底惚れ込んでここまで来たのだ。勿論、彼らが見せてくれるどの表情も堪らなく好きだけど、でもやっぱり覆らない。
わたしはSEVENTEENの歌う純粋で切なくてお砂糖たっぷりで、時々しゅわっと弾ける歌が涙が出るほど大好きなのだ。愛おしくて仕方がない。


HOMEはどちらかというと、うごしちやTHANKSと似た系統。(厳密には全く新しいものだと思っているけど)
この辺りから、揺るぎない安定感が生まれてきた。何をしても、どう表現しても、必ず一定の水準に達している。実は全くもって簡単ではないことを、簡単なことのようにやってのける。
恐ろしいことだと思う。その恐ろしさが、かけがえのない魅力になって、わたしの恋心を惹きつけて止まない。


春が過ぎて梅雨を待つ頃、日本での2枚目のアルバムが発売された。Happy Ending。
「カラットに向けた曲だ」と聴いた瞬間に痛感した。デビュー曲のコルコルは、日本の市場や需要も意識しながら音をつくっていった部分が感じられたけれど、ハピエンはそうじゃなかった。カラットのほとんどが惚れ込んだSEVENTEENをそのまま丸ごと詰め込んだような曲。
日本での2枚目にこの歌を届けてくれる彼らのセンスに、「あのとき感じた恋心や永遠は間違いなかったな」と、もう何度目か分からないほどの初恋を捧げた。



そして、ついこの間発表されたデジタルシングル。タイトルは「HIT」。
彼らの今を歌った曲。

上がっていく To the Top
IDEA これはHITだ

嗚呼、まさしく。
これは君たちが君たちに向けた歌。

そして否が応でも、13人の実力が圧倒的であることを感じさせる歌。


初めて聴いたときは言いようもない衝撃に打たれて、それからじんわりと、でも確かな手応えをもって「SEVENTEENは無敵モードに突入したのだ」と感じた。

きっとここから、本当に止められなくなる。




これは確信であり、願いでもある。


だって、ここまでの4年と少し。13人の中から誰ひとり欠けることなく、常に完全体でのカムバックを果たしてきた。(追記:アジュナイスのときウォヌくん休んでたね!訂正!)
大きな不祥事も、熱愛をスクープされることもなく。
コンスタントに活動を続けきた。

何ヶ月かK-POPの沼に浸かれば分かってくることだけど、これは全くもって当たり前ではなくて、闇の部分が多すぎるK-POP界においては奇跡のようなことなのだ。少なくともわたしはそう思っている。中国人メンバーが2人もいて完全体なんだよ。泣くよ。



ここまで登りつめたのは間違いなく彼らの努力と執着とプライドが成せたこと。
「SEVENTEENでいること、13人でいること」にこだわり続けてくれたから一緒にここまで来ることができた。


どうか、どうかこのまま。
頂点の景色を見に行こう。

誰にも止められないSEVENTEENは、きっと花火よりも眩しくて、一生わたしの心に生き続けてくれる。





以上、新曲「HIT」を聴いた感想でした。
秋のコンサート楽しみだね。

#SEVENTEEN #HIT #KPOP

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