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<星から目線で考える>2020年3月に起こっている社会変化

※この原稿は、スターピープルオンラインで連載している「シンクロ占星術」3月24日UP分の、”全体的な星回りから読み解く「社会の様相」”部分の原稿です。

2020年3月24日は牡羊座新月

3月24日の18:28に牡羊座の新月が起こります。
今回の新月は全体的に「後ろを振り返ることなく、新たな方向へ勢いよく足を踏み出す」ことを促すような配置です。

この新月付近は大きな決定が下されたり、社会の転換点となるようなできごとがあるかもしれません。スケールの大きな変化があるときです。一触即発のような若干危うい雰囲気もありますが、その爆発力を進む材料として、新しい局面へ向かっていけるような配置です。

土星が水瓶座へ移動。模索される新しい社会のあり方

新月直前の3月22日に、具現化の星でもあり試練の星でもある土星が山羊座から水瓶座へ移動しました。それによって、新しい社会のあり方を模索する流れは加速していきそうです。新たな社会を作っていくうえで、我々はどのような余裕を持ち、どのような無駄を省いていく必要があるのか。つまり本当に必要なものを改めて見直す動きが起こってくるでしょう。

今年に入ってから世界で起こっている様々な不測の事態を目の当たりにして、安定的な社会情勢の上で成り立つ様々な社会的インフラに守られた上で行ってきた「無駄のそぎ落とし」や「効率化」が、非常時には必ずしも通用しないことを感じている人も多いのではないでしょうか。

日本は、高度経済成長期以降、強固な社会インフラと平和によって身の安全が保障されている情勢の中、その気になればいつでも余りある資源を手にできる安心感の中でどんどん生活の無駄をそぎ落としてきました。

しかし2020年に入り、いつどんなことが起こってもいいように、サバイバルのためのプランBを考えておくことや、平常時には無駄にも思える備蓄を備えておくことが必要な時代へ急速に突入していっていると感じます。

山羊座的でもある「安定的な社会基盤」の上での「徹底的な効率化」や「持たない暮らし」、「ミニマリスト」的な考えがもはやストレートに成り立たない世の中になってきているということです。

世界は退行しているのか?

このような流れは、今までの社会の発展や進歩から逆行しているようにも見えます。

しかし一方で、企業ではリモートワークの導入によって仕事の要・不要が洗い出されたり、個人事業主の人たちもオンラインでセミナーやワークショップを進んで行うようになったりと、変革が一気に進んでいる部分もあります。

平穏無事な平常時しか前提としていないゆえにトラブルに弱い状態、いざというときの備えが薄く足りない状態を見直し、急な非常事態などの状況下でも生き抜けるようにすること。

そして今までのあり方にとらわれず、よりよいあり方へ向かって生活や社会の仕組みを設計し直し、資源の再配置を行っていくことは、長い目で見ると社会の安定性の強化につながっていくはずです。

つまり、今は新しい社会へ向けての再設計、資源の再配置が盛んに行われ始めている状況と言えるでしょう。これは、今の天体配置とも符合しています。

私たちに求められるのは「大事なことの見極め」と「助け合いの心づもり」

この生活の再設計、資源の再配置は、社会だけでなく、同時に私たち1人1人にも求められていくことです。自身にとって大事なこと、必要なことを見極めて適度に備えていくこと、身近な人たちや仲間、近所の人たちとゆるやかな連携をとって、お互い困ったときには助け合えるよう心づもりをしておくことなどが大切になってくると考えられます。

2020年の土星の動きおさらい

ここで土星の動きをもう1度おさらいしておきます。土星は1つのサインに2年半滞在します。土星の滞在しているサインで、そのときどきの社会の課題感を見ることができます。今年は土星が水瓶座にいったん移動し、逆行して山羊座に戻り、再度水瓶座に移動します。

土星が水瓶座に滞在(2020/3/22~7/2)←社会の仕組みに対する考え方や、仕事に関する新しいやり方・概念・価値観が生まれる、浮上する

土星が山羊座に滞在(2020/7/2~12/17)←現実性、持続性という視点で再検討、揺り戻し

土星が水瓶座に滞在(2020/12/17~2023/3/7)←新しいやり方・概念・価値観が広まり、本格的に根づく

水瓶座は、より良く、より普遍的な世界のあり方を追い求めるサインです。そのため、今までのシステムにとらわれずに考えることを重視し、ニュースタンダードを作ることを志向します。

一方山羊座は、今までの経験値を結集して、安定的なシステムをかたち作ろうとするサインです。そのため経験や実績を重視します。3月22日から、数か月単位で土星が水瓶座と山羊座を行き来するのが今年の天体配置の大きな特徴の1つです。

<おわり>

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