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<星から目線で考える>土星が水瓶座に入って起こること

※この原稿は、スターピープルオンラインで連載している「シンクロ占星術」3月10日UP分の、”全体的な星回りから読み解く「社会の様相」”部分の原稿です。

2020年3月10日は乙女座満月

3月10日の02:47に乙女座の満月が起こります。今回の満月は「人生に必要なものと必要でないものをより分ける」ことを促すような配置です。

乙女座の月は選別と仕分けが得意。また、無駄なものを削ぎ落とす山羊座に天体が集まっていること、太陽は魚座で大きなビジョンを見せる海王星とぴったり重なっています。

「これをやっていきたい」「これを大事にしたい」「これは必要ない」と、これからの人生に必要なものとそうでないものがはっきりするタイミングとなりそうです。

求められる山羊座的な姿勢

3月中は山羊座に天体がまだまだ多いため、先回お伝えしたことについて、改めて載せておきます。


「今ホロスコープ上では魚座と山羊座に天体が集中し、特に動きの遅めな天体(火星・木星・土星・冥王星)が山羊座に集まっています。一方、地上では新型ウィルスの感染が少しずつ拡大するという不安定な状況が起こっています。

この時期、私たちに求められているのは山羊座的な姿勢の強化、ということもできるでしょう。

山羊座は成熟や大人を象徴するサイン。ここでは、自分の行動や判断に責任を持つ存在を大人と定義してみます。今後も様々な情報が錯綜するでしょうが、人の意見や情報を参考にしつつも鵜呑みしない、盲信しない姿勢が賢く生き延びるために大切になってくるでしょう。

また、世界のありようが急速に変わっている昨今だからこそ、あとから『だってあの人がああ言っていたから』と自らの行動を人のせいにしない判断の仕方、意見の持ち方を心がけていくことが、結局は自分のストレスやリスクを減らすことにつながります。

山羊座の象意は他にも情に流されない現実的な判断、具体的な行動、冷静さ、継続性などがあります。この時期は、悪いほうに想像を膨らませすぎず、感情論に流されることのない現実的な判断力を養い、同時に冷静に、具体的に、粘り強く行動していくという姿勢を鍛えるときなのかもしれません。」

3月20日は春分

そして、3月20日は春分(太陽が牡羊座へ移動)、3月22日は土星が水瓶座へ移動と、節目が立て続けに訪れます。3月20日ごろから、他の天体配置も影響し、空気の切り替わりを感じるかもしれません。

2020年の土星の動きは

土星は1つのサインに2年半滞在します。土星の滞在しているサインで、そのときどきの社会の課題感を見ることができます。今年は土星が水瓶座にいったん移動し、逆行して山羊座に戻り、再度水瓶座に移動します。社会のムードとも連動しそうなので、土星の動きを紹介しておきますね。

土星が水瓶座に滞在(2020/3/22~7/2)
←社会の仕組み、仕事の新しいやり方・概念・価値観が生まれる、浮上する

土星が山羊座に滞在(2020/7/2~12/17)
←現実性、持続性という視点で再検討、揺り戻し

土星が水瓶座に滞在(2020/12/17~2023/3/7)
←新しいやり方・概念・価値観が広まり、本格的に根づく

水瓶座は、より良く、より普遍的な世界のあり方を追い求めるサインです。そのため、今までのシステムにとらわれずに考えることを重視し、ニュースタンダードを作ることを志向します。

一方山羊座は、今までの経験値を結集して、安定的なシステムをかたち作ろうとするサインです。そのため経験や実績を重視します。数か月単位で土星が水瓶座と山羊座を行き来するのが今年の天体配置の大きな特徴の1つです。

土星が水瓶座に入って起こることとは

昨今、新型ウイルスの感染拡大という不本意なきっかけながら、リモートワークを許可する企業の急増、アーティストとのライブ配信の増加などの変化は既に表れています。土星が水瓶座に入ることで、この流れがさらに加速し、浸透していくのは間違いないでしょう。

土星が水瓶座に滞在している間に
・リモートワークの促進・浸透、副業の増加
・フリーランス、自営業がより働きやすくなる流れ
(法整備・税制整備含む)
・地方移住の増加
・人と人がリアルで会うことの価値の見直し
・仕事以外でのコミュニティ形成が増加
・若年層のカジュアルな政治参加

などの社会の動きが考えられます。

ただ、今年いっぱいは、従来の社会システムと新しい社会システムとの間での葛藤、軋轢が生じやすいでしょう。しかし、今年の12月17日に本格的に土星が移動してからの変化は不可逆なものとなりそうです。

<おわり>

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