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2021年12月の運行天体アスペクト表+12月の天体配置

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天体の主な動き

12月1日(水)  海王星の逆行終了
12月4日(土)  16:43 射手座で日食が起こる
12月13日(月)18:53 火星が蠍座から射手座へ移動
12月14日(火)02:52 水星が射手座から山羊座へ移動
12月19日(日)13:36 双子座で満月が起こる
12月19日(日)金星逆行開始
12月22日(水)00:59 太陽が射手座から山羊座へ移動
12月29日(木)13:39 木星が水瓶座から魚座へ移動

12月の天体配置の特徴

12月4日に射手座で日食(今回の日食は日本からは見られません)
ー現在ドラゴンヘッドとドラゴンテイル(地球から見た太陽と月の軌道の交点)はそれぞれ双子座と射手座にあります。2022年に1月それぞれ牡牛座、蠍座に移動するのに伴い、今回の日食で、2020年からの双子座ー射手座軸での食が終わります。次に双子座ー射手座軸で日食/月食が起こるのは2029年です。

(地球から見て)太陽と月が邂逅することで太陽が月にかき消され、再び現れる日食は、占星術的にものごとの節目ー終わりと始まり、特に人との縁の切り替わりを表します。今回はドラゴンテイル側で起こる日食なので、ものごとの清算、後始末、けりをつける、あるいは忘れていたことの再発見、というようなことが象徴されます。

射手座で起こる日食であること、それから日食のタイミングで冥王星と金星が山羊座で合という配置などを考え合わせると、期待と現実のすり合わせを行うというのが今回の日食のテーマかなと思います。

「もともとすでに終わっていたことがそうと明確に認識される」「『まだどうにかなるかも』と思っていたことに諦めがつく」「現状の認識を改めることにより新たな角度からものを考えられる」といったきっかけになりそうです。

射手座、双子座に太陽、月、アセンダントのある人には特に、この日食はものごとの終わりや新たな出会いをもたらすものとなるかもしれません。(日食が起きる仕組みについておさらいしたい方はこちらご参照ください)。

山羊座で冥王星と金星の合
ー3度以内の合が12月4日から年明けまで続きます。金星は逆行するのもあって、山羊座に11月5日から来年の3月2日まで約4か月もの長期滞在中です。公転周期(225日)から考えると、この滞在期間は長いですね!

そして山羊座での冥王星と金星の合。これは温故知新な雰囲気もあるし、今あるものの中から未来に持っていけそうなものを選別するみたいな雰囲気もあるアスペクトです。現状への執着や物質的なものへの強迫的な固執といったかたちで表れるかもしれませんが、不安からものを見るとこの傾向がより強まります。「〇〇であらねば」というハードルが高いことが不安を引き起こすので、時間があるときに価値観に風穴を開けてくれるような本や映画などに触れると良いかもですね。下旬まで太陽が射手座にあることですし。

牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエア
ー3度以内のスクエアが12月中続きます。ぴったり90度のスクエアになるのは12月24日です。2021年はこの天王星ー土星のスクエアが2月、6月、12月と3回形成されます。新旧のせめぎあいや膠着状態を表すこの配置は、今年を象徴するようなアスペクトでしたね。

以前このアスペクトについて書いたことを載せておきます。
※今回は天王星と土星が12度でスクエアになります。

今年は、基本2月から6月までほぼずっと、牡牛座の天王星と水瓶座の土星が不動宮の前半でオーブ3度以内のスクエア(90度)を取っています。
そのため、出生ホロスコープの個人天体(太陽、月、水星、金星、火星)、特に太陽か月が不動宮ー牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座ーの前半、特に10度前後にある方は、人生の方向転換や価値観のアップデートを迫られるようなできごとや、予期せぬ正念場を迎えたりされている方が多い印象です。何にせよ一皮むけることを余儀なくされる感じですね。
かくいう私も他人ごとではなく、月が獅子座11度、MCが水瓶座13度にあるため絶賛脱皮中でございます(ひー)。こういう強制脱皮タイミングって、いつになるかは別としても、皆に何らかのかたちで等しくめぐってくるものです。
人によって、脱皮を助ける手段が「一旦止まって休憩」なのか、「グッとアクセル踏む」のか、それとも「現状に沿って粛々とやるべきことを続ける」のか。つまりスローダウンかスピードアップかコンティニューなのかは、その人の置かれた状況によって違うもの。
でも、惰性を止めて改めて自分がどうするべきか、どうしたいのかを考えた上で納得できる判断をする、というのが、こういった天体の圧を凝縮して感じるときに大事なことなのだと思います。

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