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カードリーダーがコンパクトフラッシュを壊してる? けど修復する

 私はレトロデジカメをよく使ってるんで、未だにコンパクトフラッシュのカメラを使うことが時々あります。
 しかしちょっと悩んでたのが、時々コンパクトフラッシュをカードリーダーに入れたら、データが破損してることがあるんです。
 ルートの「DCIM」フォルダが「DCII」に化けていて、フォルダを開こうとするとエラーで駄目。そうなると、カメラに戻しても読めないし、もう一度カードリーダーに入れ直しても全く駄目。

 これ、カメラ側が何かおかしいのかと思ってたんですよね。
 古いカメラに、当時としては異常な大容量の2GBとか突っ込んでるので、うまく扱いきれてないとかかな、と。

 しかし、全く同じ症状が、コニカミノルタα-Sweet Digital、ソニーα380とDSC-F828、そして今日はオリンパスE-300でも出た。
 出る条件がさっぱりわからないけど、どうもカメラを問わず出ている。

 そうなると、コンパクトフラッシュ自体か、カードリーダーか、どっちかが怪しい気がする。
 コンパクトフラッシュが悪いなら撮影時にエラーが出てもよさそうだけど、それは今のところない。
 カードリーダーは、BUFFALOのBSCR22TU3です。USB3.0でSDカードはUHS-I対応、それでいて未だにxDカードも読めるという、私の要求にぴったりくる仕様で、長いこと使ってるんですけどね。これのせいなのかな。

ともあれデータを修復しよう

 でだ。過去に何度も発生した時は諦めて泣き寝入りしてたんですが、今日は撮影枚数も多かったから、諦めるのが惜しい。
 論理クラッシュだろうから、復旧アプリの類で直せるはず。

 ここで「メモリカード 修復」などとググってすぐに出てくるソフトウェアがいくつかありますが、なんというか、ちゃんと機能はしそうだけど、無料ダウンロードと称して実際の利用にはかなり高額なライセンスが必須という、あまり好ましからぬ手を使うアプリのようです。


 まず、カードリーダーを別のものに変え(BUFFALOのMCR-6U/U2というレトロなのが出てきました)、読めないコンパクトフラッシュを入れる。
 「フォーマットしますか?」と聞かれるけど、これは一貫してすべてNoで回答。
 「ディスクの管理」から、メモリーカードのパーティションがどうなってるかチェック。

 パーティション自体は生きていて、容量も認識してドライブレターもあてられている。しかし、1.87GB RAW。これはフォーマットされてないドライブの認識ですね。
 Windowsもアクセスするたびに「フォーマットされていません」と言ってきます。

 こういうトラブルには、TestDiskというアプリがありますね。
 全く簡単に扱えるものではなく、間違えるとPCのドライブを壊せたりもするので、下手に触るのはおすすめしませんけれど。

 で、今回のコンパクトフラッシュは、TestDiskでブートセクタの復旧を行ってみました。(下手にやると危ない作業なので詳細に手順は書きませんが、参考にしたのはこちらのサイトでした)

 そうすると、Windowsのエクスプローラーからコンパクトフラッシュのフォルダやファイル一覧を見れるようになりました。
 が、ファイルを開こうとするとエラー。

 ならば、ということで、Recuvaというアプリでファイル単位の復旧を試みてみます。
 すると……。

 よし。
 RAW+JPEGで100カットほど撮ったうち、復旧できなかったのは1枚だけでした。


 もし、私と似た症状でカードエラーが起こる方があれば、上記TestDiskとRecuvaでどうにかできるかもしれません。
 TestDiskはよくわからずに適当に触るのは危険なアプリなんですけど、アプリの名前さえわかれば検索して自分で使い方を見つける人なら、正しく使えると思います。

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