扱いにくい部下や後輩であること
前の記事から大分時間が空きましたが、最近また思うことがあったので久しぶりに記事を書いています。
タイトルの通りですが、私は人生において部下や後輩という誰かの下につく立場で中々うまくいきません。
恐らく「時間や期限を守れない、報連相が一切できない常識のないダメ人間」「ミスだらけで仕事が本当にできない」という人物像を想像される方が多いでしょう。
もちろん自己評価なので、もしかしたら本当に私が非常識な仕事ダメダメ人間である可能性もゼロではないのですが…
自分では主な理由は違っていると考えています。
詳しい話は上ふたつの記事を参照してほしいのですが
まず、塾講師としてある程度成功できるくらいの頭の回転と常識は備わっていると自負しています。
塾講師をする以上勉強ができないのは論外だし、教える必要があるし、保護者への電話対応や面談をしていく以上コミュニケーション能力などのスキルも割と高めに求められます。
そして、生きづらさの原因としてギフテッドの特性があるのではないかと考えています。
ギフテッドの可能性がうっすらあると思ってはいますが、大人のギフテッドは相談先も少ないし、気軽に相談できるわけでもないのにわざわざIQを測定するのも手間なので未だに憶測の域は出ないのですが……
ですが、ここでは話を進めるために「私は平均よりは頭が回る(あえて言うならギフテッドにちょっと引っかかってる)人間である」という前提でここからはお話します。
さて、話を戻すと私は部下や後輩としては疎まれがちな人生を過ごしています。
理由は簡単。自分が時間をかけてできるようになったことがパッとできるからです。
今私は未経験の中途入社でSEとして働いています。採用時にSPIの成績がやたら良かったのは言われました。(SPIの非言語は目立った対策をしなくても大得意でした)
入社してから、プログラミングをテキストだけ渡されて2か月かけてほぼ自主的に学ぶのですが、大体の人は2か月で半分進むくらいだと聞いていた内容を1か月で終わらせました。
こんな感じの人一倍理解力がある新人が入ってきたら即戦力になれそうじゃん!と思ってくれる人が多ければよかったのですが……
現実は正直真逆です。
自分より効率のいい方法を見つける後輩は邪魔だし、仕事が速くて基本的には正確な部下が偶然ミスしていたら念入りに注意しようと思う人が多いです。
もちろんミスは注意すべきです。ですが、鬼の首を取ったように数十分説教するのは違うと思うんですよね。
怖いことに、誰に対してもネチネチ説教するわけじゃない人でもやってきます。一人に対する説教時間の規定でもあるのかと思ってしまいます。
私に対する印象が良くないものだから、数少ないミスを拡大コピーしてダメな後輩として吹聴されることもよくあります。
この前、タスクに対する期限は守っているし万が一間に合わない場合は上司に連絡しているのに、期限を守れていないと周りに言われていたことがありました。
思い返すと、ひとつ期限を過ぎていたタスクはありました。ただ、それは上司から内容の大幅な追加や変更を言い渡されて、進捗のやりとりをしていたものなのです。
確かに期限の再確認はしていませんでした、が、進捗含めやりとりをしているのに「期限過ぎてるのに終わってないという連絡がなかった」と周りに愚痴をこぼされるのは心外です。
周りの人は実情を知らないから、ただただ私がだらしのない人間だと思われますし、評価が下がる可能性だってあるわけです。そもそも直接どうすればよかったのか言ってくれ。言ってくれないと改善のしようがないです。
学生時代は確認せずに効率のいい方法に変えたりして顰蹙を買っていたこともあったこともあり、そこは反省して社会人になってからは何かあれば都度確認をするようにしていたのですが…それでもダメなんだなあと切なくなっています。
あんまり早くやって怒られるのも嫌だから、どんなに早く終わりそうでもスケジュールより少し早いくらいに合わせて、答えが分かってても分かってないふりをして確認したりと頑張って先輩や上司の顔を潰さないようにしても、上手くできないものなんですね。
愚痴っぽくなってしまいましたね…
何が言いたいかって、こうやってギフテッドは大人になってもずっと生きづらさを抱えている一例ではないでしょうか。
特に後輩や部下の立場だと、どれだけ優秀でも潰されていくことが多いのではないのでしょうか。
私はギフテッドかも?くらいの半端者ですが、もっと優秀な人たちが上手く生きられずに埋もれていってるのかなと思わざるを得ません。
もちろん、自身の才能を活かせる場所に身を置くことで上手く生きる方法を見つけたギフテッドの方もいて、私は尊敬しています。
しかし、人よりよく頭が回るせいで小さいころから否定され続けて、自分に自信がなくなって、そんなに頭が良くないふりをして楽しくない人生を送っているギフテッドも恐らくたくさんいます。
ギフテッドかそうじゃないか、という問題ではなく「出る杭は打たれる」という日本の風潮が薄れない限り生きづらさを抱える人は減らないし、せっかくの人材を無駄にし続ける社会のままなのだと思います。
私もまだまだ生きやすい場所や生きやすい方法を探し求めていくことになりそうです。
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