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【初エントリー・初受賞】ベンチャー企業がアワードを獲得するための5STEP

みなさん、こんにちは!株式会社ラフールの経営戦略室 広報PRの大澤(@n_o_health_c)です。

私が所属する株式会社ラフールは設立約10年、主力事業である組織改善ツール『ラフールサーベイ』はサービスローンチして約3年とまだまだ世間一般的にいうベンチャー企業です。

ベンチャー企業には認知度・信頼性の向上が必要だと常々思います。大手媒体へのメディア露出、大手企業の導入実績、そしてアワードの受賞がその一つだと考えます。


ラフールでは、今までに以下のようなアワードを受賞してきました。

▼お客様の口コミによる受賞


HRテクノロジー大賞・HRアワードは、どちらも初エントリー・初受賞です。

サービスが優れていることは大前提ありつつも、なぜ設立間もなく、ローンチから日が浅いサービスが受賞を果たせたのでしょうか?

多額な広告費用を落としているから?

違います。笑

(エントリーする際、運営事務局の方に、「やっぱり受賞されるのにはけっこうな額の広告使ってないと難しいですよね?」と失礼なことを聞いたのは今でも覚えています。笑)

エントリーから受賞までの流れを何度か経験し、かつ他社さんの受賞傾向を見ていて、コツのようなある種の解がうっすら見えてきました。

エントリーの際に意識すること、注意することなどを書いていこうと思います。今後アワードにエントリーする際などにご参考ください。

※ 運営事務局から選考・受賞理由は開示されないため、あくまで独自の見解となることご了承ください。


① エントリー = 文章プレゼン

多くのアワードではエントリーシートが用意されており、ベースとして以下のような記入項目があります。

・自社サービスの概要
・自社サービスの強み
・導入後の効果
・社会貢献性
・今後の展開 など

ほとんどは一枚のシートでエントリーが完結してしまうので、ここでは審査員への訴求力、記入内容の分かりやすさなど、文章でのプレゼン能力が求められます。

そのため素直に項目ごとに記入してしまうと、読み手には刺さりません。マーケティング視点+5W1Hの考えが必要となります。


② マーケティング視点で刺さるエントリーシートを

アワードの運営事務局、審査員の方はなにを評価しているのか、その業界のトレンドや興味関心が高い分野はなんなのか、をまず整理する必要があります。

結局審査をするのは"人"なので、まずは興味をもってもらわないと意味がありません。ベンチャー企業ならなおさらです。

①  エントリーサイトをよく読むこと
②  運営会社、審査員の情報を調べること
③  業界のトレンド情報を調べること

最低この3つは欠かさずに行ってください。

テンプレ通りに情報を記入するのではなく、エントリーシートを読む人の立場になって考えることが重要だと考えます。

特に②に関しては、運営会社さんがメディアをもっているケースがあるので、メディアで注目されているKWや記事、担当者さんにトレンドを聞いておくのも良いでしょう。


③ 5W1Hを駆使して、濃い内容に

先述した”分かりやすさ"を5W1Hを用い、項目に合わせて記載していきます。

5W1Hとは?

言わずもがなですが

When:いつ
Where:どこで
Who :だれが
What:何を
Why:なぜ
How :どのように

アワードの特性に合わせて、上記を当てはめていくと良いエントリーシートに仕上がると思います。特に、"Who"はより具体的に顧客事例を盛り込めるとイメージが湧きやすくなります。


④ 各部署との連携は必須

アワードのエントリーの多くは広報やマーケティング部門が担うことが多いと思います。広報、マーケティングどちらの視点も必要ですし、セールスやカスタマーサクセス、開発部門の連携もとても大事です。

(エントリー時だけではなく、日頃から連携が大事なのですが…笑)

今回は広報目線で書いてみようと思います。


②で情報収集・整理した内容からまずは土台を作っていきます。

0→1が一番重い作業ですよね。笑

各パート文字数の制限などはありますが、初めは気にせずバーっと書いていくことをオススメします。付け足す作業よりも削る作業のほうが情報の過不足がなく綺麗にまとまります。

各セクションがもつ情報と摺り合わせ、アップデート。

隔週でセールス・カスタマーサクセス部門のマネージャーと定例をおこなっていたり、案件管理シートの商談履歴などを確認し、なるべくお客様の声を拾い反映するようにしています。

そうすることで、③のWhoを基盤に厚みを持たせることができるようになります。

実際のお客様の事例は分かりやすく、商品/サービスの良さを自社を主語で伝える以上に、お客様を主語に立てたほうがよりイメージを描きやすくなります。

技術面での記載が必要な場合は、開発チームへの確認・アドバイスも必要になります。最終的にはマーケティングチームにも確認してもらい、情報の精査を行います。


⑤一晩と言わず何日か寝かせてみる

①〜④まで行ったら、何日か寝かせてみて改めてなぞってみましょう。誤字脱字はもちろん、もっとこうしたほうが良いかも…と表現が気になる箇所が浮かび上がってくるケースが多いです。

最終の手直しをしてエントリーを進めると納得のいくものが出せると思います。平均で見てもエントリーをしようと思ってから提出までは約1ヶ月ほど確保しておくと余裕をもって進行できるはずです。


実際にエントリーしてみよう!

アワード情報をまとめられている記事などもあるので、是非こちらを参考に自社に合ったアワードにエントリーしてみることをオススメします。

今エントリーしても受賞なんて難しいだろうな…

そう思っているならまずはエントリーしてみましょう!笑

工数はかかってしまいますが、ダメ元で出してみると案外通るものです。

特にベンチャー・スタートアップは信頼性が必要です。何事も経験なので、是非アワードにエントリーを!


ご覧いただきありがとうございました!

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