「ねこは るすばん」町田尚子/著・ほるぷ出版はいいね!

絵本「ねこは るすばん」はいいいね。ねこの悪そうな表情が実にいい。
ご主人が出かけた隙に自分も秘密の出口から外へ出て行く、その出口(入り口)は洋服ダンスもう物語の定番ですな。出てきた先は森の中、ねこだからねずみでも取るのかな?ちなみにうちで飼っていたねこはねずみを取ると
自慢げに私に見せに来たものである。ねずみはまだ生きていて少しねこに遊ばれる(肉をやかわかくしているのか?)私の目の前でそして食べるんだけど内臓を必ず少し残す(胃袋だった気がする)その床の汚れをきれいにするのは人間の役目だった。(いつも全部食えよと思ったものである)この文章を書いているだけでその時の臭いの生臭さがよみがえってきた。
絵本ではそんな事はありませんから”ご安心ください”
ねこはまずはのどをうるおす。(ねこ舌が小さな笑いをさそう)
ねこは身だしなみも大事
ねこはこうみえても本がすき(どんなねこだいと一人で突っ込み入れたくなる)
ねこは映画を見る(恐怖映画が好きらしいがその絵が実に傑作)
ねこはやっぱり魚が好き(回転すし屋でおしぼりで顔を拭きながらどれを食べようかなと思案するねこの表情は野生的でいい)
ねこはワサビが苦手のようである。(私も)
ねこはスポーツもするらしい。
ねこは銭湯にも行くようである(ちなみに、私がこどもの頃飼っていた子猫は我が家の風呂桶のフタの上で冬の夜の寒さをしのいでいたのだが、ある時私が入浴後フロのフタを忘れたままにしてお風呂からあがってしまって、そこに子猫はジャンプしてジャボンと落ちてしまい「ニャーニャー」大騒ぎだった)
ねこはその後もいろいろして、また森へ帰っていく(一本の老木の穴は部屋へ戻るための入り口にもなっている。そして、ご主人様の帰りをむかえるねこの目は何ともいえないうまい描き方。さて、この後、ねこはどうなるか、どうするか?にゃんにゃんだね?


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