22/7 ナナニジ夏祭り2023 横浜(2023年7月5日) 感想

※このブログでは、私のモットーとして「オタクなんて勘違いしてなんぼ、信じてなんぼ」という言葉を使いますが、決して『違法行為』を容認するものではありません。



目と目が合ってほんの一瞬 君が微笑んだような

「循環バス」


試練の夏が始まりました。


ライブツアー「ナナニジ夏祭り2023」が開幕しました。
今回は7月5日の横浜公演についての感想を……。



繰り返しになりますが、試練の夏が始まりました。

宮瀬玲奈が卒業して初めてのライブ。

白沢かなえも卒業を発表して。

雨夜音と河瀬詩がしばらく休業。


特に私は河瀬詩さんを応援している身として、彼女の休業で今回のライブツアーはどう身を振るべきかずっと悩んでいました。


私はライブはいつも河瀬詩さんの推しTシャツを着て、ペンライトはスカイブルーを振っています。

その詩さんがいないということで、さあどうしようと。

最初は開き直って、推しTシャツ以外の格好で気になる子の色を振ろうかと思っていました。

もちろんナナニジそのものが大好きですし、詩さん以外のメンバーも大好きです。

でも結局詩さんの推しTシャツで参加しました。
ペンライトはもちろんスカイブルー。

『もしも会場でプライベートの河瀬詩さんに会ったとしても恥ずかしくないように』と思い。

そんなことあるわけないって?

オタクなんて勘違いしてなんぼ、信じてなんぼ、でしょう。

Twitterのタイムラインで見かけたツイート。
『河瀬詩推しTシャツ着てる人多いけど、どんな感情なの?』
少なくとも私はこんな感情だよ。


そして始まるライブ。

「打ち上げ花火の拒否権」「謎の力」、「好きと言ったのは嘘だ」を挟んで「韋駄天娘」。

やや物足りなささを感じつつも盛り上がり曲が続いたこともあり、笑顔で『やっぱりライブは楽しい!』と思えていました。


そんな私が死んだのが、「タチツテトパワー」。

「タチツテト」はまごう事なきブチ上がり曲。

私も、自身のTwitterでもブログでも何回も『タチツテト盛り上がった!楽しい!』と書いています。


その「タチツテト」の2番。

どうにもこうにも苦しい時ってあるさ とにかく頑張るんだ
(詩:頑張るんだ) よっしゃ!

この詩ちゃんの『頑張るんだ』。

ライブでこれが無かったんですよね。

誰かが代わりに歌うわけでもなく、音源が流れるわけでもなく。

どうにもこうにも苦しい時ってあるさ とにかく頑張るんだ
ーーーーーーー よっしゃ!

になっていました。

この時に、自分のなかでごまかしてきた『河瀬詩の不在』を痛いほど感じてしまいました。

まずい、と思いつつも急激に感情が冷めていくことを止められず、笑顔でライブを楽しむことができなくなってしまいました。


私は今回のツアーは全通なのですが、この時すでに、ほんの少し後悔をしていました。
これから福岡でも、大阪でも名古屋でも、こんな思いをするのか……。
自分のモチベーションをどこに持っていけばよいのか……。
目的も目標もない……。
どうしたらいい……。



「悲しみの半分」
やっぱしぃちゃんの歌声きれいだなあ。


「僕のホロスコープ」
れいにゃんが卒業して、詩さんが休業で。
今回が一番弱いはずだったんですけど、すごく良かった。
ラストツアーになるかなえるはもちろん、るぅちゃんもえまっちゃもかなりの覚悟で臨んでくれているのだと思う。


「未来があるから」
この時が一番テンションどん底だったと思います。
何度も聴いているはずの大好きな曲なのに、イントロ流れてしばらく『あれ、この曲なんだっけ……』って。


「僕らの環境」
今回のツアーで聴きたいなあと思っていた曲が「環境」と「ロマンスの積み木」だったので、まずは嬉しい。
「ロマンス」もやってくれないかなあ。


「アンコール」
いつもはアンコール頑張るんですけど、この日は声が出なかった(手拍子はした)。



「タチツテト」以降の曲を死んだように(いや実際死んでいたのですが)、ボーッと聞いてフラフラとペンライトを振っていた私。

アンコールで浴衣のメンバーが出てきて、かわいいなあ、あはは。


「神様だって決められない」

絶望していた私の目の前に立ったのは、とあるメンバー。
『いてほしい時にいてくれる子』って誰かが言ってたっけ。


そのメンバーが、私を見て、目が合って、ニコって笑って、手を振ってくれたんです。

一瞬なんてもんじゃない、微笑んだようななんてもんじゃない。


最初にも書きましたが、私は詩さんの推しTシャツを着て、スカイブルーのペンライトを振っているんです。
詩さんはこの日はいません。
だから誰からもレスをもらえるような格好ではありません。

でもきっと、「休業の詩さん推し」というところに何かを思ってくれたのだと思うし、本当に死んだ表情でステージを見ていたから、それについても何かを思ってくれたのかもしれない。


……私じゃなくて私の近くにいたその子推しにレスをくれただけ?
……勘違いだ?

オタクなんて勘違いしてなんぼ、信じてなんぼ。

あれは間違いなく私へのレス。
絶対に間違いない。


その時、視界が明るく開けていくのを実感しました。

神様だって決められない
運命とは掴み取るもの
待っていたって(何も)変わらない
一歩目を踏み出せ

そして、決めた。

ライブツアーの目標。

この子に伝えてもらおう。

詩さんに、「詩ちゃん推しのファンの人がすごいペンライトを振っていたよ」って。


それから失った時間を取り戻すように、私は笑顔で全力で、スカイブルーのペンライトを振った。

その子が近くに来てくれた時にはめちゃくちゃアピールした。
何回かは目が合ったし笑ってくれた。

それがいいことなのか悪いことなのかはわからない。

100万年後、ではなくて、詩さんが復帰した時に答えが出ると思う。


「神決め」の次はもうラストの「循環バス」。

私にとって『ライブに参加できた』のはわずか2曲だったのかもしれない。

でも、後ろ向きな気持ちはまったくない。

なぜなら、私は全通だから。

夏は始まったばかり。

まだ5公演もある。

今週末は福岡公演。

もう迷いはない。
福岡では最初から、あの子めがけてスカイブルーのペンライトを全力で振る。


そんなわけでナナニジ夏祭り2023横浜公演は、ライブの目的を失ったり見つけたり、めちゃくちゃだけど自分にとってとても意味のあるライブになったのでした。


おわり

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