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大阪杯の調教傾向と考察について

先週の高松宮記念は、結局内有利な馬場のままレースを迎えたので、ナムラクレアの単勝を買ったものの、アタマ差の2着。良くも悪くもナムラクレアらしい結果なってしまいました😓
その代わりと言ってはなんですが、阪神メーンの六甲ステークスでは、前走の阪急杯で距離ロスの大きなレースをしたボルザコフスキーの単勝を買って的中しました。あまりにも人気が無かったので、美味しい馬券となりました🎯

さて今週の大阪杯ですが、昨年は調教傾向からジャックドール、スターズオンアース、ワンダフルタウンに絞っていたにも拘わらず、欲の皮が突っ張ってワンダフルタウンから買うという暴挙に出て負けました😥
今年こそは当てたいと思いながらも、また穴狙いをするかもしれませんが、とりあえず調教傾向から出走馬を分析していきたいと思います。

それでは、過去6年間の大阪杯の好走馬の調教傾向は次のとおりです。


①勝馬は調教タイプが坂路単一調教馬が3頭、トラック単一調教馬が2頭、併用調教馬が1頭だった。また全ての勝馬が最終追い切りで上り1ハロンが最速。
②3着以内に好走した馬の調教本数はそれほど気にする必要は無いが、標準以上の本数を乗られている馬の好走が多かった。
③3着以内に好走した馬で最終追い切りの場所がトラックの場合は、上り1ハロンが最速が条件。1頭だけ違うダノンキングリーは、5ハロン65.1秒、4ハロン50.3秒と速い時計を出していた。
④最終追い切りの場所が坂路の場合は、4ハロン53秒台より遅い時計なら上り1ハロンが最速が条件。52秒台より速い時計の時は上り1ハロンが最速でなくても良かった。

それでは調教の過程を見ながら検討していきましょう。


まず、①の勝馬の調教タイプと②の調教本数を見ていきましょう。
調教タイプは、坂路単一調教とトラック単一調教、併用調教の馬が勝っていますが、3着馬まで含めて考えると調教本数は標準以上ある方が良いようです。
今回の出走馬の中で調教本数が標準以上で、坂路単一調教、トラック単一調教、併用調教の馬は、
【坂路単一調教】
 スタニングローズ(多め坂路)
 カテドラル(多め坂路)
【トラック単一調教】
 ハヤヤッコ(標準トラック)
【併用調教】
 ミッキーゴージャス(多め併用)
 ローシャムパーク(乗り込み併用)
 タスティエーラ(乗り込み併用)
 ジオグリフ(標準併用)
 ハーパー(乗り込み併用)
 プラダリア(標準併用)
 ステラヴェローチェ(乗り込み併用坂路主体)
 ソールオリエンス(乗り込み併用)
 ベラジオオペラ(標準併用)
 ルージュエヴァイユ(多め併用)
 リカンカブール(乗り込み併用)
となっており、併用調教馬が主流を占めています。
調教本数が少なかったキラーアビリティとエピファニーは、ここで脱落します。
続いて③と④の条件である最終追い切りが「トラックで上がり1ハロンが最速かどうか」、「坂路で上がり1ハロンが最速か、4ハロン52秒台であるか」を加えて、条件に合わない馬を抜き出してみると、ハヤヤッコだけでした。

これでは全く絞れていないので、もう少し調教の内容と前走から絞り込んでいきます。
ミッキーゴージャスは、3連勝で愛知杯を勝利し上がり馬の勢いがありますが、愛知杯は牝馬限定戦であり、いくら前走が強かったと言っても、ここでは馬場の助けが欲しいところです。しかし、昨日の阪神内回りのレースを見ていると、馬場は地力が問われる馬場であり、1枠1番という枠も有利に働きません。よってミッキーゴージャスを消しとします。
続いてローシャムパークですが、日本で勝ったオールカマーは、内有利な馬場で馬場傾向に合ったレースをして勝ったもので、そこまで評価することができません。今年の大阪杯は、確たる逃げ馬がいないことからスローペースが予想され、あまり出足が速くなく速い上がりも使えないローシャムパークには厳しいと思うので人気馬でもありますし、旨味がないので消しとします。
タスティエーラは1番人気ですが、調教タイプは良いものの、過去に例のない1週前追い切り、最終追い切りで併せ馬をしないという調整内容が気になります。杞憂におわるかもしれませんが、いつもと違うと言うことで、消しとします。
ハーパーは、堅実に走っているので、相手なりに走れる馬だとは思うのですが、こちらもローシャムパークと同じで速い脚を使えないので消しとします。
プラダリアは前走、地力が問われる馬場で京都記念を勝利しており、力が有るのは間違いないのですが、新馬戦と未勝利戦で2000㍍を走って以来、新潟記念で久しぶりに2000㍍を走り4着したものの、全15戦中12戦で2200㍍以上のレースを走っています。実際に重賞で馬券圏内になったのも2200㍍以上に限定されますし、あまり上がりで速い時計を出すことができません。怖い1頭ではありますが今回は消しとします。
ステラヴェローチェは、前走て久しぶりに勝利しましたが、馬場に合ったレースをしてのタイム差無しなので、全盛期の力を期待するのは厳しいと思いますので、消しとします。
ルージュエヴァイユは、エリザベス女王杯で2着しましたが、前走では人気を裏切り8着に惨敗。悪くはないのですが、調教の動きが物足りないので、消しとします。
リカンカブールは、前走の中山金杯を馬場に合ったレースをして、0.1秒差の勝利してGⅠの大阪杯にチャレンジしてきました。しかし流石にこの実績だけでは厳しいと感じるため消しとします。
カテドラルは8歳でも上がりで速い脚を使えていますが、流石にここでは厳しいとして消しとします。

結果として残ったのは、スタニングローズ、ジオグリフ、ソールオリエンス、ベラジオオペラの4頭となりました。

スタニングローズは、過去6年で勝馬の半分を占める坂路単一調教で、好走した馬の18頭中10頭が調教本数が多い傾向に合致しています。久しぶりのレースとなりますが、牧場とトレセンでしっかり乗り込まれているのでデキに問題ないと思いますし、先行できるのも魅力です。ここは、本命とします。

ジオグリフは、前走の中山記念で馬場に合った競馬をしての3着なので、本来はそこまで評価はできないのですが、最終追い切りで久しぶりに前進気勢を出して迫力ある姿を見せてくれました。未完成だったとはいえイクイノックスに土を付けた皐月賞のような走りを期待して対抗とします。

ベラジオオペラは、馬場傾向と真逆のレースをした皐月賞を除いて全てのレースで好走しており、世代の中でも上位の存在です。ダービー以来の朝日チャレンジカップを勝利し、次走の京都記念でも0.1秒差の2着に好走と勢いがあります。上村厩舎も今年既に12勝と好成績を挙げており、キャリアハイが見込めそうな勢いがあります。調教の動きも良いので一発逆転もあるとみて単穴とします。

ソールオリエンスは、前走の中山記念で最も強い競馬をした馬です。少し調教の動きが物足りないので抑えまでとします。



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