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セントライト記念の調教傾向と考察について

昨日のローズSは久しぶりに本命が勝利して、予想していた重賞の連敗を「4」で止めることができました。
ちなみに昨日は👆に挙げている中京10レース納屋橋Sをサクセスアイの単複を買って、複勝が的中した勢いのまま、メーンレースのローズSの的中となりました。
今日のセントライト記念は中々難解なレースですが、なんとか当てたいものです。

さて、それではセントライト記念の過去6年間の好走馬の調教傾向を見ていきましょう。

①3着以内に好走した馬の調教タイプは、18頭中11頭が併用調教で、次いで5頭がトラック単一調教、坂路単一調教が2頭だった。
②3着以内に好走した馬は、標準以上の本数を追われた馬が18頭中16頭と大半を占め、調教本数が少なかった馬はトラックを含む調教をしていた馬だった。
③3着以内に好走した馬の最終追い切りの場所はトラックが18頭中14頭と大半を占め、坂路は4頭と少数派であった。また、レイエンダを除き最終追い切りで上がり1ハロン最速を出している馬が大半を占めていた。
④勝馬の調教タイプは併用調教、トラック単一調教、坂路単一調教がそれぞれ2頭ずつとなっており、坂路単一調教の馬がいた場合警戒したほうがよさそう。

ということで、基本的には併用調教の馬が好走するレースと言えそうですが、勝馬で見ると併用調教とトラック単一調教、坂路単一調教が互角という成績になっており、トラック単一調教と坂路単一調教の馬には注意が必要です。また本数は全ての勝馬が標準以上乗られており、ここは必須条件と思われます。

それでは、今回の出走馬の調教タイプを見ていきましょう。

アーバンシック(標準併用)
タガノデュード(標準坂路)
エコロレイズ(標準併用トラック主体)
ルカランフィースト(標準併用)
サルヴェージワーク(少なめ併用トラック主体)
エコロヴァルツ(乗り込み併用)
ログラール(少なめトラック)
コスモキュランダ(標準併用)
アスクカムオンモア(多め併用)
ヤマニンアドホック(乗り込み併用)
パンジャ(標準坂路)
スティンガーグラス(多め併用)
アスクハッピーモア(少なめ併用トラック主体)
タンゴバイラリン(標準併用)

基本的に標準以上の本数を乗られていた馬が良い傾向にあるので、調教本数が標準未満の馬を挙げると

サルヴェージワーク(少なめ併用トラック主体)
ログラール(少なめトラック)
アスクハッピーモア(少なめ併用トラック主体)

の3頭が該当しました。
ただ、トラックで追われている調教タイプは、好走することがあるので、もう少し検討してみましょう。
過去6年の好走馬の最終追い切りを見てみると、2019年の勝馬のリオンリオン、2018年のレイエンダを除いて全てW最速に該当していた馬でした。W最速は、過去5走までにレースで上がり3ハロン最速を出したことがある馬が該当するので、ある程度切れ味がある馬が好走している馬となります。
上記の3頭は、いずれも最終追い切りが上がり1ハロン最速となっていますので、W最速ではないという理由で消しとします。

次に併用調教以外で勝馬を出しているトラック単一調教と坂路単一調教の馬を見ていきましょう。
該当する馬は、

タガノデュード(標準坂路)
ログラール(少なめトラック)
パンジャ(標準坂路)

の3頭でした。
この3頭も先ほどの傾向と同じように最終追い切りがW最速に該当しなかったタガノデュードとログラールを消しとします。
またパンジャもW最速ではありますが、1勝クラスを卒業できていない状況から消しとします。

最後に併用調教の馬を検討していきます。
消した馬以外で、併用調教だった馬は、

アーバンシック(標準併用)
エコロレイズ(標準併用トラック主体)
ルカランフィースト(標準併用)
エコロヴァルツ(乗り込み併用)
コスモキュランダ(標準併用)
アスクカムオンモア(多め併用)
ヤマニンアドホック(乗り込み併用)
スティンガーグラス(多め併用)
タンゴバイラリン(標準併用)

の9頭でした。
問題はこの9頭をどのように判断していくかということが重要だと思いますが、ここは馬場傾向と最終追い切りの場所、W最速に該当したかどうか、調教の動きで判断していきたいと思います。

まず馬場傾向ですが、土日の中山外回りのレースを確認したところやや内有利な傾向と思われます。力のある馬であれば、若干外を回っても好走できそうな馬場と言えそうです。
次に最終追い切りの場所ですが、調教傾向③にあるように坂路単一調教だったガイアフォースとバビットを除き、勝馬はトラック(Wコース)で最終追い切りをした馬が勝っています。残った馬9頭の内、最終追い切りをトラックで行いW最速に該当した馬は、

アーバンシック(標準併用)
エコロレイズ(標準併用トラック主体)
ルカランフィースト(標準併用)
コスモキュランダ(標準併用)
ヤマニンアドホック(乗り込み併用)
スティンガーグラス(多め併用)
タンゴバイラリン(標準併用)

の7頭となりました。最終追い切りが坂路だったエコロヴァルツとアスクカムオンモアは、消しとします。

本命はルカランフィーストとします。
鞍上の横山武史騎手は、中山を得意としていてスローペースが予想される今回は、前目の内側の位置で競馬するポジションを取って行くのではないかと思われます。ややとはいえ内有利な馬場であればベストなポジションであり、最終追い切りでは美Wで6ハロン80.0秒という破格の時計をマークし、自己ベストを2.9秒も更新しました。春先は線の細さが目立ちましたが、ひと夏越しての成長が見込まれます。菊花賞に行くかどうかは分かりませんが、ここは良い結果を出して欲しいところです。

対抗は、アーバンシックとします。
ダービーこそ内先行有利な馬場とペースで後方からではノーチャンスだったと思いますが、皐月賞では0.4秒差の4着と力があるところを見せました。
今回も後方からとなるかもしれませんが、京成杯では前が残る流れの中で外を回して0.1秒差の2着しました。調教でも良い動きを見せており、ここでも上位の存在です。

短穴は、コスモキュランダとします。
ダービーでは途中から動いて前目の位置につけましたが、距離ロスを考えると勝てはしないものの力があるところを見せました。弥生賞を勝って皐月賞2着という成績はここでは一番ですので、力通り走れれば好勝負は間違いありません。

後は残ったエコロレイズ、ヤマニンアドホック、タンゴバイラリンを相手に加えます。

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