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共同通信杯の調教傾向と考察について

土曜日のクイーンCは、本命のアルセナールがほぼ思っていた通りに競馬をしてくれたものの、外枠を嫌って買わなかったクイーンズウォークに勝たれるという残念な結果となりました。アルセナールは、新馬戦と同じでエンジンがかかってからの脚は素晴らしいのですが、かかるまでが大分時間がかかる感じですね。

さて、それでは共同通信杯の過去5年の好走馬の調教傾向は、次のとおりです。

①過去5年の勝馬は、併用調教馬が3頭、トラック単一調教が2頭だった。またトラック主体(併用、単一)の馬は本数が少ない馬だった。
②勝馬の最終追い切りの場所は全てトラックで、W最速に該当した馬だった。
③3着以内に好走した馬は併用調教の馬が11頭、トラック単一調教が4頭だった。
④3着以内に好走した馬は、ヴィクティファルスを除いて全てW最速に該当していた。上がり最速だけの馬は2頭とも調教本数が多く、着順は3着だった。

ということで、今年の出走馬の調教を見ていきたいと思います。

まず、①の過去5年の勝馬の調教タイプについてです。
調教タイプは併用調教馬が3頭、トラック単一調教馬が2頭でしたので、これに該当する今回の出走馬は次のとおりとなります。

【併用調教馬】
ベラジオボンド(少なめ併用)
フォスターボンド(乗り込み併用)
ミスタージーティー(乗り込み併用)
ショーマンフリート(乗り込み併用) 
エコロヴァルツ(標準併用)
パワーホール(乗り込み併用)
ジャスティンミラノ(乗り込み併用)

【トラック単一調教馬】
ディマイザキッド(多めトラック)

現時点で1番人気のジャンタルマンタルとエンヤラヴフェイスが坂路単一調教馬であるため、ここで脱落しました。
③の条件を加えても坂路単一調教馬は、好走実績がありませんので、ジャンタルマンタルとエンヤラヴフェイスは完全に消しとします。

続いて①に加えて②の最終追い切りの場所がトラックでW最速に該当した馬を挙げると

ディマイザキッド
フォスターボンド
ショーマンフリート
パワーホール

の4頭となり、ベラジオボンドとミスタージーティー、エコロヴァルツ、ジャスティンミラノが脱落しました。

本命は、フォスターボンドにします。
フォスターボンドは、前走の未勝利戦で地力が問われる馬場で他馬よりも1秒以上速い上がりをマークして勝利と末脚は確実です。出足がつかないレースをしていますが、前走を勝ってから成長を促すため放牧に出されています。調教の動きも抜群で、併せた馬を追い抜いていくときの脚には眼を見張るものがあります。成長した姿を見せてくれると期待しての本命です。
相手は残った3頭とします。


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