新潟記念の調教傾向と考察について
先週の新潟2歳Sは、ジョリーレーヌを本命にしましたが、直線で伸びずに5着となりました。
当日は、息子の結婚式から帰る日で、ほとんど馬場傾向を確認できずに馬券を買いましたが、先週の日曜日の新潟外回りは、外有利な感じの馬場なのかな(もしくはフラット)?と思いました。しかも切った馬が1着、3着という結果で、全く良いところがありませんでした😰
これで2週続けて重賞を外し、連敗してしまいましたが、今週の新潟記念は是非とも当てたいところです。
それでは、過去6年の新潟記念の調教傾向を見ていきましょう。
①3着以内に好走した馬は併用調教が18頭中14頭と大半をしめており、トラック単一調教が3頭、坂路単一調教が1頭だった。
②3着以内に好走した馬は、18頭中15頭が調教本数が標準以上の本数を追われていた馬だった。また調教本数が標準未満の馬は全て併用調教の馬だった。
③勝馬の調教タイプは、美浦トレセンが坂路改修中だった2023年を除いて併用調教で最終追い切りで上がり1ハロン最速を出している馬だった。
④3着以内に好走した馬についても、最終追い切りで上がり1ハロン最速を出している馬が好走していた。また上がり1ハロン最速で無かった馬は前走で上がり3ハロン最速を出していた馬だった。
ということで、基本的には併用調教で、調教本数が多い馬が好走するレースと言えそうです。
今回の出走馬の調教タイプは次の通りです。
ゴールドプリンセス(乗り込み併用)
ライトバック(標準併用)
ジューンアヲニヨシ(標準坂路)
シンリョクカ(標準併用)
ファユエン(標準トラック)
アスクワイルドモア(少なめ併用坂路主体)
セレシオン(乗り込み併用)
アリスヴェリテ(少なめ坂路)
キングズパレス(乗り込み併用)
バラジ(少なめ併用)
エーデルブルーメ(多め併用)
レッドラディエンス(乗り込み併用)
まず土曜日の新潟外回りの馬場ですが、フラットかやや外有利な馬場なのかな?といった印象でした。またスローペースでも差しがきく印象で、先行馬には辛い馬場となる可能性があります。
この中で過去の好走馬の調教傾向で1頭しかない坂路単一調教だった馬は、
ジューンアヲニヨシ(標準坂路)
アリスヴェリテ(少なめ坂路)
の2頭でした。
過去に1頭だけ好走したカデナは、過去に重賞を2勝している馬でしたが、ジューンアヲニヨシは重賞未勝利に加えて前走は内先行有利な馬場で最内を回りながらの若干追えなかった場面はあったものの0.6秒差の12着でした。調教タイプに加えて前走の結果からジューンアヲニヨシは消しとします。
アリスヴェリテは、前走でハンデに恵まれたところもあると思いますが、差し馬が上位を占める展開で勝利しました。ただ今回の馬場は、逃げるアリスヴェリテにとってプラスとは思えず消しとします。
次に出走馬の中で唯一のトラック単一調教だったファユエンですが、前走の小倉記念は地力が問われるフラットな馬場で0.7秒差の8着と敗れました。前々走のマーメイドSでは、エーデルブルーメとタイム差なしの4着と斤量差が1㌔あったとしても好走しました。後方から行く馬なので、展開が嵌れば好走もあり得ると思っています。今回も前々走と同様にアリスヴェリテが逃げる展開となると思われるため、スローペースになるということはないと思いますので、押さえには入れておきます。
それでは、過去6年で好走馬を多数輩出している併用調教の馬について検討していきたいと思います。
ゴールドプリンセス(乗り込み併用)
ライトバック(標準併用)
シンリョクカ(標準併用)
アスクワイルドモア(少なめ併用坂路主体)
セレシオン(乗り込み併用)
キングズパレス(乗り込み併用)
バラジ(少なめ併用)
エーデルブルーメ(多め併用)
レッドラディエンス(乗り込み併用)
ゴールドプリンセスは、前走で初GⅠで惨敗しましたが、キャリアが少ないこともあり仕方がないと思います。ただ、今回の調教内容を見ていると本数こそこなしているものの、全体的に軽めの内容に思われます。賞金を加算したいところでしょうが、今回は消しとします。
ライトバックは、春のクラシックの桜花賞とオークスで3着と世代の上位の力があることを示しました。ただ、調教では2週前に速い時計を週中に出しでいない状況であり、8月21日に自己ベストを出したとしても、若干不安を感じる内容であり、ここは思い切って消しとします。
シンリョクカは、牝馬限定重賞では好走できているものの、牡馬混合戦では良いところがありません。好きな馬ではあるのですが、ここは消しとします。
アスクワイルドモアは、3歳時の京都新聞杯以来勝ち星がなく、好走すらできていません。前走は長期休養明けということと初ダートということで度外視できると思いますが、今回の初ブリンカーが良い方向に出ればというところでしょうか。最終追い切りでも併せ馬で遅れていることを思うともう少し時間がかかると見て消しとします。
セレシオンは、前走の関越Sで0.1秒差の3着でしたが、内有利な馬場で内から3頭目を回しての結果なので、実質の勝馬でした。調教は最終追い切りのPコースのものしか見れませんでしたが、1週前追い切りでCW6ハロン80.2秒と速い時計を出しており、負荷は十分ですので、ここは押さえておきます。
バラジは、前走の目黒記念で馬場に合った競馬をしながら0.4秒差の8着でしたので、厳しいとみて消しとします。
キングズパレスは、前走で差し馬が上位を占める展開でレッドラディエンスに完敗の2着でした。ただ、今回は前走よりも状態が上がっている感がある調教の内容で、ここでの逆転もあると考えています。松岡騎手がずっと調教でも乗っていますし、この馬をよく知っている騎手だと思っていますので、この新潟記念での逆転を期待して本命とします。
エーデルブルーメは、前走で差し馬が上位を占める展開で、人気を背負っていたこともあり、早めに前を捕まえる競馬をしながら0.4秒差の2着に好走しました。勝馬のアリスヴェリテとは4㌔のハンデ差がありましたので、同じハンデであれば、エーデルブルーメが勝っていたと思います。この中間は今までの調教と変えてきているようで、福永調教師曰く効果も出てきているようなので、ここは対抗にしたいと思います。
レッドラディエンスは、前走は絶好の状態だったと思うので、今回は良くて平行線という状態だと思っています。とはいえ、力があるのは確かですので、ここでは短穴とします。
基本的にはキングズパレス、エーデルブルーメ、レッドラディエンスの3頭の勝負だと思っていますが、3着候補としてセレシオンとファユエンを入れようかなと思っています。
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