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朝日杯FSの調教傾向と考察について

【先週の振り返り】
先週の阪神JFは内有利な馬場とみて、キャットファイトを本命にしましたが、休み明けの影響からかテンションが高く、惨敗という結果になりました。
勝馬のアスコリピチェーノは、最終追い切りの上がり1ハロンが最速でないという理由だけで無印にしてしまったのも良くなかったと思います。結果としてはトラック調教のみだったステレンボッシュを除いて1〜5着までが併用調教馬で決まっていたので、調教傾向に合致していた馬が好走しましたので、選択を誤ってしまったという事になりました。
反省点を洗い出して今週の結果に繋げられたらと思っています。
それでは、朝日杯FSにおける過去5年の好走馬の調教タイプは次のとおりです。

①過去5年の勝馬は調教本数が標準以上で、併用調教の馬が4頭、調教本数が少なく併用調教の馬が1頭だった。
②勝馬の最終追い切りは、栗東坂路であれば51~52秒台、トラックならW最速の馬だった。
③3着以内に好走した馬は併用調教の馬が大半を占め、坂路単一調教の馬が2頭だった。ただし坂路単一調教の馬の最終追い切りはW最速に該当していた。
④最終追い切りで上がり1ハロン最速(W最速)で無かった馬は、栗東坂路なら4ハロン51~52秒台、CWなら5ハロン65秒台、南Wなら5ハロン68秒台を出していた。

先週の阪神JF同様の舞台で行われるということもあり、朝日杯FSも併用調教馬であることが好走の条件のようです。坂路単一調教の馬も好走してはいますが、勝ててはいないので対抗以下で良さそうです。
それでは、朝日杯FSの調教過程を見てみましょう。

勝馬の条件である併用調教馬は次のとおりとなりました。
《併用調教馬(標準以上)》
エコロヴァルツ、セットアップ、ナムラフッカー、エンヤラヴフェイス、アスクワンタイム
《併用調教馬(標準未満)》
ミルテンベルク、タイキヴァンクール、シュトラウス

また好走例が無いトラック調教馬は、次のとおりとなります。
《トラック調教馬》
サトミノキラリ、オーサムストローク、ダノンマッキンリー、クリーンエア、ジューンテイク

前日発売で3番人気のダノンマッキンリーが、ここで脱落となりました。他の4頭もここで脱落となります。

さて、勝馬探しを続けましょう。上記8頭の中で勝馬の条件である最終追い切りが坂路であれば4ハロン51〜52秒台、CWであれば5ハロン65秒台、南Wなら68秒台の馬を探してみると次のとおりとなりました。

《坂路》
併用調教馬で坂路51〜52秒台の馬は居らず、それよりも速い50秒台を出していた馬はシュトラウスただ1頭だけでした。
《CW、南W》
併用調教馬でCW65秒台、南W68秒台の馬(速い馬も含めて)はいませんでした。

過去の勝馬は栗東坂路4ハロン51〜52秒台の馬でしたが、美浦坂路を含めて考えると、結果として勝馬の条件に該当したのはシュトラウスだけであり、本命はシュトラウスとします。激しい気性から掛かることが多い馬ですが、能力の高さは間違いなく、ここもあっさりということもありそうです。最終追い切りの美浦坂路4ハロン50.4秒は、前走の最終追い切りで出した自己ベストを0.5秒更新しています。前走時は上がり1ハロンが最速のラップを刻んでいましたが、今回は13.2-12.1-12.4-12.7というラップなので、気にはなるものの、過去の勝馬も速い時計を出していれば、上がり1ハロンが最速でなくても勝ちきっており問題無いとみます。

次に2着馬探しですが、過去5年でみると調教の場所を問わず、最終追い切りでW最速を出していた馬が占めていました。併用調教か坂路単一調教で最終追い切りがW最速だった馬は次の8頭が該当しました。

《併用調教馬》
エコロヴァルツ、セットアップ、ナムラフッカー、タイキヴァンクール
《坂路単一調教馬》
ジャンタルマンタル、タガノエルピーダ、バンドシェル、タガノデュード

ここで、勝馬の条件にあった、坂路4ハロン51〜52秒台(もしくはそれより速い時計)の馬を探してみると、ジャンタルマンタルとタガノエルピーダ、タガノデュードが該当しました。この3頭は坂路単一調教という理由で勝馬から漏れた馬であるため、もし併用調教であれば勝馬の可能性があった馬と言えます。そのため、この3頭を2着候補とします。

残りのエコロヴァルツ、セットアップ、ナムラフッカー、タイキヴァンクール、バンドシェルの5頭は3着候補とします。

馬券はシュトラウスから2着候補の3頭への馬連を中心に買いたいと思います。


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