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新潟2歳Sの調教傾向と考察について

先週のCBC賞は、キタノエクスプレスを本命にしたものの、結果的に狭いところを割っていこうとして、挟まれて後退。7着という結果に終わりました。
キタノエクスプレスは、サンスポ調教S評価の馬だったので、なんとなく不安もあったのですが、調教の動きからも馬券圏内にも入れないとは思ってもいませんでした。まさに恐るべしサンスポ調教S評価というところです。

ちなみに先週末までのサンスポ調教S評価馬の成績はこちら👇

それでは、過去6年の好走馬の調教タイプについては次の通りです。

①昨年こそトラック単一調教の馬が1、3着したが、基本的には併用調教の馬が10頭と主体であり、次いで坂路単一調教の馬が4頭と好走する傾向にある。
②3着以内に好走した馬は、標準以上の本数を追われた馬が多く、標準以上の本数の馬が9頭、標準未満の本数の馬が7頭、連闘の馬が2頭だった。
 また、調教本数が標準未満の馬は併用調教の馬が5頭中4頭を占めていた。
③勝馬は最終追い切りでW最速に該当したか、前走で上がり3ハロン最速を出したことがある馬だった。
④3着以内に好走した馬で、最終追い切りで上がり1ハロン最速を出していない馬は、坂路で52秒台より速い時計を出していた馬だった。

まず、調教傾向の①と②から、調教本数が標準以上の併用調教馬が好走する傾向にあります。

それでは今回の新潟2歳Sの出走馬の調教タイプを見ていきましょう。

ジョリーレーヌ(標準併用)
スリールミニヨン(少なめ併用)
スターウェーブ(多め併用)
シンフォーエバー(標準坂路)
モジャーリオ(少なめ併用)
コートアリシアン(少なめ併用)
ケイテンアイジン(乗り込み併用)
マジカルフェアリー(標準併用)
トータルクラリティ(少なめトラック)
プロクレイア(少なめ坂路)
キタノクニカラ(多め併用)

この中で、調教本数が少なく併用調教で無かった馬は、

トータルクラリティ(少なめトラック)
プロクレイア(少なめ坂路)

の2頭でしたので、まずこの2頭を消しとします。

次に調教本数が少ない併用調教だった馬は、

スリールミニヨン(少なめ併用)
モジャーリオ(少なめ併用)
コートアリシアン(少なめ併用)

の3頭でした。

この3頭はいずれもレース間隔から考えても調教本数が少ないのですが、調教の動きが良いことに加えて、最終追い切りが上がり1ハロン最速となっているので、相手に押さえておきたいと思います。

最後に残っている馬を検討していきたいと思います。
残っている馬は次の6頭となります。

ジョリーレーヌ(標準併用)
スターウェーブ(多め併用)
シンフォーエバー(標準坂路)
ケイテンアイジン(乗り込み併用)
マジカルフェアリー(標準併用)
キタノクニカラ(多め併用)

キタノクニカラは、一昨年前に新潟2歳Sを勝ったキタウイングの全妹で、400㌔そこそこの小柄な馬体ですが、福島で1200㍍の新馬戦を勝っての参戦です。この日の福島はフラットな馬場でしたので、結果はそのままで考えればいいと思いますが、ここでは消しとします。

マジカルフェアリーは、前走でフラットな馬場で外目を回りながら0.3秒差で勝利と力はあります。1週前追い切りで自己ベストを出してきたように調子も良さそうなので、押さえとします。

スターウェーブは、前走で内有利な馬場で馬場に合った競馬をして勝利しましたが、若干調教の動きに機敏さが見られないように感じたので、押さえとします。

ケイテンアイジンは、九州産馬でありながら新潟2歳Sに出走してきました。1200㍍しか経験はありませんが、2週前追い切り~最終追い切りまで自己ベストを更新するなど、かなり攻めを強化している印象があります。厳しいところもあるかもしれませんが、調教の動きも良いので、短穴にしたいと思います。

シンフォーエバーの前走は、3本の調教と仕上がり途上での勝利だったと思っています。今回は標準の本数を乗られていますし、最終追い切りで自己ベストを更新する坂路4ハロン50.2秒を出してきました。さすがに最後は脚が上がってしまいましたが、この意欲的な調教が良いほうに出ると考えています。そのため、対抗に指名します。

最後に残ったジョリーレーヌを本命とします。
ジョリーレーヌの前走は、スローの上り勝負という形での勝利でしたが、中間の調教では1週前追い切りで全体的に速い時計を出し、スピードの継続力を証明しましたし、最終追い切りは3頭併せの真ん中で馬群の中でも競馬ができるように調整してきました。動きも良くここでも勝負可能と判断しました。
唯一の不安はジョリーレーヌがサンスポ調教S評価だったことですが、今回はプロクレイアもS評価でしたので、少し先週とは違うのかなと思っています。

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