見出し画像

25 口頭試問でださい教員

卒論、修論、博論の口頭試問で、ださいと思う教員がいる。

・学生に対する質問に自分が答えてしまう。
あなたに質問していない。指導教授として学生をかばったつもりなのだろうが、実際には発言の機会を奪っている。

・学生の論文を読んでいないことを誤魔化して乗り切ろうとしている。
忙しくて読めないのはわかる。学生のやっつけ仕事に向き合う気がしないのもわかる。しかし、その場でそれなりの質問をして誤魔化すだけの力がないなら、ざっと「見る」だけでもしたらどうか。

・手ぶらで来て、学生の論文を読んでいないことを隠そうともしない。
「**先生は院生の発表の間はいつも寝ている。でも発表が終わると、さっと起きて鋭いコメントをなさる」という大御所にまつわるありがちな伝説を口にし、自分もそうなろうとしているらしいが、できていない。それを周囲に見透かされているところが最高にださい。

では私は学生から「この先生は自分の研究にとってためになる核心を突いた質問をしてくれる」と思われているか。多分思われていない。