NBA1/11ヒートVSサンダー
西海岸遠征が終わり、ホームコートに戻ってきた直後に、今度は西の強豪の1チームであるOKCとの対戦。SGAの爆発的成長と今シーズンから完全復帰した2022ドラフト2位のチェットホルムグレンの活躍で今シーズン絶好調のOKC。ジェイレンウィリアムズの成長やベンチからのアイザイアジョーの高確率の3Pも躍進の原因だろう。
この試合では、ジミー、ラウリー、ケイレブが欠場で、スタメンはヒーロー、バム、ハケス、ヨビッチ、ハイスミス。1Qからお互いシュートが入る展開で、今シーズンの現時点の3P成功確率のトップの2チームであるからなのか。特にヒートはコーナー3を連続で決める展開で前半に関してはヒートのオフェンスが光っていた。特に良かったのはニコラヨビッチで、終始アグレッシブでかつドライブからのパス捌きがよく、とにかくボールが回っていて簡単に点を取れる場面がいくつかあった。オフェンスの立役者は間違いなくヨビッチであった。だが、サンダーも立て直してきて、シュートが入るようになってくると69-65のヒートのリードで前半は終えた。
相手のエースのSGAのディフェンスに関してはハイスミスがマッチアップし、そこそこ彼を抑えられていたと思う。
3Qが始まると、サンダーの怒濤のオフェンスにヒートの選手は集中力が切れたのか、いまいち足がついていっておらず、6-0のrunをつけられタイムアウト要求。サンダーを褒めるべきでもあるが、タイムアウト明けも13-0まで離されてしまった。しかし、マイアミヒートはここで突き放されるチームではなく、ハイスミスとヨビッチの3Pで繋いだ。今日のハイスミスは攻守において素晴らしい活躍で、オフェンスでは3Pでチームに貢献してくれた。
その後、互角の展開だったが、お互いごちゃつく時間があり、ミスが続いたが、ヒーローの3Pやスティールからハイメの3Pで開いた点差を元に戻した。
99-96のヒートのビハインドで始まった4Q、ヒートはダンカンやJリッチを初めとした3Pが全くはいらず5分間無得点で、対するOKCは、チェットやJウィリアムズを中心に得点を伸ばされ、3Pも決められ、4Q開始5分で2回ものタイムアウトを取らざるを得なくなってしまった。これにはHCのスポも怒りの様子だった。この時点で112-96の残り7分ちょい、バムとダンカンのハンドオフのプレーでバムのダンクが決まり、待望の4Q初得点。その後OKCのシュートが運良く外れ、ハケスのエンドワンと3Pで112-103となりOKCのタイムアウトで巻き返しムードに入る。会場は大盛り上がりだ。
残り6分SGAを中心に攻めてきたOKCはチェットととの3Pや高さを活かしたプレーで締めに来る。バムのFTとミドル、ハケスの活躍でヒートは食らいつき残り1分で126-120に。その後のOKCのプレーで、チェットのコーナー3が外れ、早く攻める気持ちが先行したヒートは、ヒーローが「サイコパスセレクションタフ3P」を放ち、当然これが外れ128-120で負けてしまった。
ハケスやヨビッチ、特にハイスミスの3Pが5/7と良かっただけに、肝心のヒーローとダンカンのシュートタッチが悪く、序盤のボール回しのオフェンスが後半もできていたら楽な展開になっていただろう。ただ、終盤の追い上げはさすがのマイアミヒートで、ただではやられない姿勢を見せた。だが、今シーズンのOKCの実力は本物だと再認識させられ、勝ちきることは難しかった。ハイスミスとヨビッチに救われた試合だったが、それでも全体的にGGであった。
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