「アンチ」を仲間にする方法
長年、歯科医師をしているとさまざまな患者のタイプがいることが理解できるようになってきました。
20年以上臨床やっていればたくさんの経験をします。
・なにも言わず、友好的な患者
・何も言わない代わりに、気に入らないとすぐ他院へいってしまう患者
・文句が多く、治療に時間がかかる患者
・クレームばかりでとにかく悪口ばかりいいふらす患者
その対処法も一つ間違えると大変なことになるのです。
しかし、うまく対処するとその患者さんは何があっても他院に移らないどころか、とても優良な患者さんとなって他の人に紹介してもらえることもあります。
Twitterやnoteをしていてもそういう人たちはいるのではないでしょうか?
有料で商品を販売している人などは、その商品の悪口を拡散されたり、販売主のにとって利益を害され社会的な問題になるケースもあるようです。
これから個人でSNSで発信して、副業を立ち上げようとしている方もたくさんいると思います。アンチに対してどんな考え方を持っていればいいのか?またその対処法について、ぼくの経験をもとに、対処法について考えてみました。
最近の悪質なケースでは、被害を受けた側の人が泣き寝入りすることが多かったのが、法整備でいい方向に進んでいるようです。
今後、悪質なコメントなどは減ってくると思われます。
コメントの中には悪質なものばかりではないのです。
あなたの発信内容やサービスに対してプラスになるようなコメントもあることが多いということです。
それにSNSにおいてアンチがいるということは
・あなたに興味があるということ
・あなたに憧れている(妬み)
・あなたに拡散力や影響力がある証拠
・アンチが出てきて一人前、有名になってきた
・アンチが1人いればその裏に評価してくれる味方は2~3人いる
10いると1人はアンチがいるものです。
10人の中であなたのファンも2~3人いるのです。
10人のなかで5~6人はどちらでもない人です。
必ずアンチは一定数いるということで、アンチがいなければファンもいないということ、表裏一体であるということなんですね。
あなたの度量をもって、おそれずに発信していけばいいのです。
ファンというものは、静観してくれているものなんです。
アンチのなかでも8割はうまくいけばあなたの味方になる可能性があります。
あなたの発信やサービスに対して
・ダメだった、(サービスに対する文句)
・私はこう思う(考えの相違)
・思ったより価値がなかったので残念だ
・こういう風に改善すればいいのに
アンチの深層心理を読むということです。
あなたのサービスに対しての不満や願望が胸からあふれて、その溜まった感情が辛辣なコメントになって表現されている場合がほとんどです。
ぼくはそういう患者に対して、
「今回の至らなかった件に関してはお詫び申し上げます。今後のサービス向上のために、○○さんの意見は大変参考になります。どこに不満を感じたのか、改善点に関してまで具体的に細かいことまでお聞きしたいので、どうか教えていただいてよろしいでしょうか?」
と謙虚な姿勢で聞くようにしています。
すると、悪質なアンチなら改善点を答えられないのでスーッと消えていくでしょう。それだけでもアンチ対策と撃退法になりますよね。
味方になるアンチであれば、改善点を事細かく教えてくれることでしょう。
「貴重なご意見誠にありがとうございます。」としっかり感謝することも忘れないようにしてください。
あなたの気づかないサービスの改善点で、商品のカスタマイズによって向上つながることにもなります。
お宝意見であることがしばしばなのです。
うまくいったら、あなたのサービスのユーザーが優良なお客さんになる可能性もあるということです。
人となりを否定してくる(全否定)アンチはどうしようもないので、相手にしないということです。そしてあまりにもひどく、あなたが不利益を被るなら訴訟問題として、法律で裁くよう進めるべきです。
それ以外のアンチの言葉には真剣に耳を傾ける価値があるということです。
指摘をしてくれる人は、あなたのビジネス、サービスを相当気になっているということ、さらに文句を言ってくるくらいエネルギーのある人なので、味方になってくれると、ものすごく助けになる可能性を秘めています。
他人の行動を変えることはできませんが、自分の考え方や対応を変えることで、より良い結果を得ることは可能です。
真剣に対応して批判をプラスに転ずることです。するとアンチはファン(優良顧客)に変わるはず。
あなたのビジネスを良い方向に活用できる手助けになれば幸いです。
ぼくの記事は無料です。有益だと思っていただいたらサポートいただけますと嬉しいのね。当院では月に1度来院したこどもたちに歯ブラシを配っていて、サポート収益はその購入代金に全額あてているよ。お母さんもとても喜んでいるし、それを心待ちにしている子どもたちもたくさんいるのね。