20190509下落1

VIX 急上昇 今後どうなる?!

世界の主要株式指数は急落し、VIXは急上昇しています。
また、VIXに関連して急上昇しているものがありますし、昨年12月以来の状況が発生しているものあります。
今後の先行きは不透明ですが、今後どうなるのでしょうか?

まず、現状を確認してみましょう。

16以下で安定的に動いていたものが、ここ3日で急激に上昇して、高値で20を超える状態になってきています。ここから 

落ち着いて、VIX下落・指数上昇となるのか、
パニックが加速して、VIX上昇・指数下落となるのか、

ここ数日は目が離せない状況の人も多そうです。

VIXに関連して急上昇しているものがあります。
Googleで検索される「株価暴落、株価急落」という言葉です。

指数が落ち始めてから急上昇して、午前の段階で、一週間で最大の検索頻度になっています。日ベースのデータはまだ更新されていませんが、上昇しているのは間違いないでしょうか。問題はどのあたりまで行くかです。

先行きを読める水晶玉を持っているわけではないですが、4/29に書いた記事
「VIXショート過去最大 Twitter, Google Trend, SPYの建玉からはどう見える?」と同じような感じで下値目途を考えてみたいと思います。


S&P500に連動するETFのSPYのオプションの建玉状況を見てみます。
米国時間2019年5月8日引け時点での5月限マンスリー(権利行使日5/17日)のものです。(見やすいように縦にしました。)

左のグラフが株価推移、右の青がオプションのコールの建玉、オレンジがプットの建玉です。以前と同様290に大きな建玉があります。「大きく動く方向」にかけるストラドルなポジションでその時は株価のほうが上だったので、上方向に動くのかと予想していますが、今回の下落で、現在の値段がこの建玉の下に来ることになりました。

このような建玉と現在の価格の関係は昨年12月以来です。これですべて説明できるほど株式市場は簡単ではありませんが、要因の一つとなる可能性はありそうです。

ストラドルなどあまりなじみのない言葉と思われるかもしれませんが、まあ、そんなものもあるね、、ぐらいに思っていただければと思います。

しばらくは上でも下でも大きく動く可能性がありますので、気を付けてお過ごしください。


Pythonで資産運用モデルを作成する記事をまとめました。
Pythonを用いて、株価取得、チャート表示、株価分析、株価予測、株価の機械学習、ポートフォリオの構築、ポートフォリオの最適化、スクレイピングなどを行う記事を集めました。
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