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stockcharts.com で複数銘柄比較を行う方法 (同一銘柄配当&他銘柄パフォーマンス)

ーーーーーーーーーーー2021/08/08 追記ーーーーーーーーーーー

今後こちらに移行します。

ーーーーーーーーーーー2021/08/08 追記ーーーーーーーーーーー


stockcharts.com で同じチャート画面に複数の銘柄を表示させる方法をご紹介します。


配当込みのデータ、配当無しのデータ

以下の記事で配当を含んだデータと、配当無しのデータについて記述しています。

基本的にTradingViewでは配当無しのデータが表示され、
stockcharts.comでは配当込みのデータがチャートが表示されます。

どのぐらい影響があるのかを見るには同じスケールのチャートの同時に二つ出してみるのが一番確実です。以下に、その表示方法をご紹介します。


基本データの表示

https://stockcharts.com/ にアクセスしていただき、今回の例ではPM(配当投資では有名なタバコ銘柄のフィリップモリス)の例を挙げさせていただきます。

画像1

左上の枠にシンボルコードである PM と打ち込んでいただき、矢印の部分にある Update のボタンを押していただくとチャートが表示されます。


不必要な情報の削除

移動平均や他の指標などを今回はすべて削除します。

画像2

Overlays Indicators といったところで選択されているものを
いったん全部非選択 - None - にして同様にUpdate のボタンを押していただきます。


比較の銘柄追加方法1

シンプルなチャート表示になったところで、比較の銘柄の追加を行います。
まずは Overlays のプルダウンメニューから Price (same scale) を選びます。

画像3


比較の銘柄追加方法2

Parameters に今回の例では _PM (アンダースコアをシンボルコードの前につける)と入力します。stockcharts.comでは ( _ ) アンダースコアをシンボルコードの前につけると配当無しのデータとなります。

画像5

上の画像では青い線が2番目として表示されている銘柄のチャート表示となります。


期間の変更

短い期間だと配当の影響が見えにくいので、以下の例では5年間での比較を行います。期間を5年と指定し、Updateを行います。

画像4

画像6

また、いわゆるローソク足から Solid Line と言われるようなラインチャートに変更することもできます。


今回の例では


配当分がない(青い線):100ドルだったものが96ドルになっているように見えますが、

配当を加味すると(赤・黒の線)75ドルが96ドルになったという事が分かります。



また、上記では配当に注目し、同じ銘柄で比較しましたが、他の銘柄とパーセントでのパフォーマンスでも比較もできます。

他の銘柄とパーセントでのパフォーマンスでも比較

下の例では PM と SPX (S&P500) の5年間のパフォーマンスチャートを出しています。操作する箇所が数か所あります。

画像7

期間:赤 ここでは5年間を選択しています。
表示方法:黄 96ドルといった現在の価格ではなく、期間での%によるパフォーマンスとなります。
チャートの色:緑 PMのチャートの色を今回は red と指定しています。
比較チャート:紫 米国の代表的な指数S&P500に指数 $SPX を同じスケール軸(右側)で表示しています。


配当込みのデータなどで精緻な比較ができますので、便利だと思います。

また、ブラウザ上で特別なプログラミングも必要ないので、初心者にも使いやすい設計だと思います。


興味ある方、いろいろ分析したい方など、ぜひ使ってみてください。

読んでいただき大変ありがとうございました。なにか、不明な点や、質問などありましたらコメント等いただければと思います。できる範囲でお答えしたいと思います。

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