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HONGO22515のこれまでとこれから(その4)

 地域活動に関して、文京区と他の地域を比べるほど事情を知っているわけではないのですが、身近な所で地域活動をやっている人の話を聞く限りでは行政にあまり頼らずに活動をしている人が文京区には多いように思います。ただ、地域活動をしている人同士の横のつながりという点では、まだまだできることはあるはずです。その1で少し触れた「文京まちたいわ」というグループは、そういった課題感を共有する人が多く参加しています。
 2018年の2月に第一回のフェスを50人ぐらいの規模で開催した後、毎月のミーティングに参加する人が次第に少なくなっていく時期がありました。僕は当時メンバーの中でも入った時期が後の方だったのでスタッフの末席ぐらいのポジションだったのですが、人が集まれる場所を持っていたので事務局ということで毎月のミーティングを招集する役割を担うようになりました。そして秋頃から第二回のまちたいわフェスの実行委員会を立ち上げて準備を始めました。
 そこで僕が提案して採用されたのがポスター発表という形式です。地域で活動している人達が、お互いにどんな活動をしているか知る機会が少ないので、活動の内容を紹介し合うというのがその主旨です。夏にポスターサイズの印刷ができるプリンターを買ったこともあり、チラシを新聞紙のサイズに拡大して会場に貼り出し、その前で立ち話をするというような想定で計画を進めました。会場はリアン文京という障がい者支援施設の協力で文京区の総合福祉センターの視聴覚室を借りられることになりました。更にラッキーなことに、視聴覚室の隣にある調理実習室も借りれられることになり、「全国芋煮会同好会」のメンバーが芋煮をふるまってくれることになりました。
 2019年2月11日の第二回文京まちたいわフェスの当日は、リアン文京の利用者さんが書いた絵を布地に印刷して装飾に使ったり、フェスのテーマのロゴをポスターの4X4の超大型サイズで印刷してステージの背景に貼ったりと、ポスタープリンターが大活躍でした。

 午前中は東大の学生が「困っている人を見かけて助けてあげたいと思ってもなかなか踏み出す勇気が出ない」という問題について発表し、それについてみんなで対話をするトークセッションがありました。対話は「文京まちたいわ」の大きなテーマでもあるので、こういう時間を大事にしています。

 お昼に芋煮を食べながらいろいろな人を紹介し合ったりしつつ、午後はポスターセッションやパフォーマンスステージ、巨大アートをみんなで作るワークショップなど、いろいろな要素が組み合わさったお祭りのような、文化祭のような楽しい感じの時間になりました。

 これは楽しい、と思った人が多かったようで後日行われた振り返りの会で「夏にもフェスをやろう」という話が持ち上がります。この程度のイベントでも準備に半年はかかるので、年に2回の開催となると事務局は1年を通してイベントに関わり続けることになります。さて、どうなりますことやら。

続く

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