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写真日記


 こんにちは。以前自分が書いていたnoteを振り返っていました。1年前ぐらいの方が読み手に対して誠実な文章を書いていたな、と思い、やや反省しかけたところで、でもnoteはあくまでテキスト蓄積のうちのほんの一握りであるから、そんなに体裁をきにして書いても今更なにが、仕方がないではないかという気もする。誰しも、テキストをかくときは、必ずしも他者によまれる事ばかりが前提ではなく、ただそこにお喋りを排泄する場所が必要というだけの場合もよくあることなので、自分もそのような状態の時はそのようにしていた。だから、なんだか思うのは、noteテキスト群を振り返って見えてくるのは読者への誠実さや、書き手の心身の健康や、興奮度合いあるいは冷静さ、なんかではなく、排泄物としての構成がみえるだけなのだ。なにを経験し、消化し、うまく忘れ、頭でなにを吸収し、なにを吸収できなかったか、その時の長い決壊みたいなものが言葉の渦の中で取り残された自己の場合はわりと支離滅裂でやっつけみたいなテキストが排泄されるし、ある程度うまく消化吸収できている物事の中では整理整頓して言葉を陳列し他者へ向けてひらくことができる時もある。
 ましてやここは宿題を片付ける場でも、人に言えない怨念を鍋で煮る場でも、出会い系でもないので、自分はしばらくやっぱりそのよに、排泄欲求に対して正直にやっていこうと思いました。それで今回は、ややひらき気味で、いままでと趣向を少し変えて写真日記をつけようと思います。


5/3

 5/3、春寧が一歳になりました。といっても、土に種を植った日ではなく、そんなものは知ることができないので、花屋から我が家に持ち帰ってきた日をもって誕生日としています。春生まれの春寧(しゅんねい)は丁寧な春という意味です。冬はぜんぜん新しい歯が生えず心配していたけど、あたたかくなってきたらまたぐんぐん成長しはじめた。どこまで大きくなってしまうのか。いまは太陽の方へ向かってしまうから、紐でしばりつけているけど……。


1年前の5/3。小さかった春寧。可愛い〜(TT)


5/4

出光真子の『主婦の生活』が観たくてどこかで観られないか模索していますよ。サムネだけとりあえず保存
ここで映画撮りたい
多摩川、小川を飛び越えようとしたら足が水に落ちて濡れちゃったので、すぐ近くのロイヤルホストの窓際席で干した。



5/12

朝晩2錠の薬。これは食後にケーキをたべるためのお皿が出ていたところに忘れないようにはだかの薬を置いた。ものすごいスイーツみたい。


5/13

『マギアレコード』のアニメを観てたら本当に一瞬、“なんかものすごくグロテスクなものを見た”感覚があって、10秒前スキップして何度も繰り返してたら一瞬だけこんなコマがあることを発見できた。さやかちゃんのうでが吹き飛ぶシーンで肉の断面や骨がしっかり描かれていた。サブリミナルグロ、、
『まどマギ』新作楽しみ

5/16

世界が漏れることはない、死は罅割れではないから。どういうつもりで書かれたのか分からないけど頭から離れない。詩人と読者はつもりの駆け引きばかりしてる気がする。
最近買ったタゴールの詩集、原文と日本語訳が隣にあるタイプで嬉しかった。



5/17

アクセサリーを箱にしまうと骨だけになった標本みたいに見えてきた。値段も素材も出産地もそれぞれ、フカフカのアパート住まい。長いものでやっと10年の付き合い。


5/18

友達の展示へ行ってポストカードを買った。その代わりにと言ってはなんだが、お気に入りのスカーフを山手線で落として無くした。もの無くしすぎで信じられない。普通に悲しい。しかも、ものを無くして悲しいと、ものを失いたくなかった、というものへの執着が同時に自分の体から臭ってきて自分と自分が気まずい。いっそ大量生産されているものだけを身の回りに置けば、何度無くしても取り替えが効いて、そんなに悲しくならないのかもね。


大好きなご飯屋さん。このところ日本酒ばかり飲んでるが、種類に詳しくないので、あるものを適当に飲んでる。このお店は日本酒が500円ぐらいで1合いただけて本当にありがとう。



5/19

“nodress”のルックが気になってスクショした。



5/22

1ヶ月ぐらい冷蔵庫に滞在していた芋を使おうとしたら、ぎゃんぎゃんに芽が出てて笑った。しかもクリーム色と紫色で結構かわいいのでウケて、いっぱい写真撮った。食えるのか不安だったが、芽を指でなでるとポロポロ落ちた。中も緑色になってるなんてことはなく、ちょっと柔らかくなった程度だったので、普通に食べることにした。肉じゃがになった。ちなみにまだ3個ぐらい余ってる。このまま花咲くぐらいまで待っちゃってもいいな。、


5/25

“半沢直樹”をシーズン1、2、合わせて一気見した。2に井川遥が料亭の女将役で出てきて、あまりに可愛すぎて、濱マイクの時の井川遥も見返したらあまりに可愛すぎた。振れ幅がすごすぎる。
“半沢直樹”は何がどう面白いのかと訊かれると答えられる自信がないが、なんとなくみつづけてしまう類のドラマ。人間の気持ち良さを完全に分かられている。最初は大声マッチョイズムでしかないじゃないかと訝っていたんだけど、面白いのは、歌舞伎役者が俳優としてめちゃくちゃたくさん出演していること。それで演出に注目してみると見栄っぽいものも出てくる。ちょっと調べたら出演した片岡愛之助も「カメラワークも奥行きがあって歌舞伎の舞台と似ている」と発言しており、あれもしかして半沢直樹って歌舞伎系ドラマなんだと思いながら見ちゃった。回を追うごとに堺雅人の喉がだんだん枯れてきて心配。

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